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03月10日-03号

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  1. 塙町議会 2022-03-10
    03月10日-03号


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    令和 4年  3月 定例会(第2回)          令和4年第2回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                     令和4年3月10日(木)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     教育長       秦 公男君  総務課長      白石憲男君     町民課長      近藤正伸君  健康福祉課長    藤成寛味君     農林推進課長    江田一寛君  まち振興課長    吉成知温君     まち整備課長    藤田衛昌君  生活環境課長    大寺弘文君     会計管理者     星 忠吉君  農業委員会事務局長 渋谷孝弘君     学校教育課長    佐藤光一君  生涯学習課長補佐  鈴木サキ子君    選挙管理委員会書記長                                白石憲男君  代表監査委員    金澤忠良君     監査書記      藤田淳一君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        関根宏二               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承を願います。 また、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君、登壇願います。 持ち時間は10時1分までです。 鈴木茂君。     〔10番 鈴木 茂君登壇〕 ◆10番(鈴木茂君) 10番、鈴木茂です。一般質問を行いたいと思います。 その前に、テレビを見るたびに心が痛み、殺りくと破壊が繰り返されるロシア、ウクライナ戦争の早期終結と新型コロナウイルス感染症の早い収束を願いまして一般質問をさせていただきます。 まず第1点目、役場庁舎新築について質問をいたします。 この問題につきましては、今日は6人一般質問するんですが、5人が入っています、項目に。なぜかというと、疑義が多いんですよ、疑問が。疑問が多いから皆さん質問するんです。そういう点を考えてご答弁をお願いします。 役場につきましては、新庁舎建設、令和2年10月に突然、新庁舎の話を持ち出されまして、その年の12月ですか、役場機能緊急保全事業でお金が借りられる、補助金が出るということで、駆け込みでやりたいということで、設計の予算を可決しました。15億5,000万円で造りますと、そういうことで我々にも説明があり、町民にも説明がされました。 しかしここへ来て、先日の全員協議会で28億円ぐらいかかりますと、突然そういう話を持ち出されました。そして、当初予算には、今年度建設着工ですよ、当初予算にも上げられない、補正でやると。 新庁舎建設って、50年に一度あるかないか、町の事業にとって一番大きな仕事なんです。その予算が当初予算にも上げられないと。これお粗末じゃないですか、言葉悪いけど。こんなの聞いたことない、前代未聞ですよ。そういうことでは、とてもじゃないが、我々議員は何をやっているんだと、町民にお叱りを受けます。何を聞いているんだという話ですよ。 この予算の話については、後でやりますが、まず、第1点目から質問しますが、この1月号に載せました、役場庁舎のイメージ図、そしてその内容。これね。そして、我々に示されたのは1月19日の全員協議会でイメージ図とか、工程表とか、我々より先にこれ、町民に出しましたよね、これどういうことなんですか。これ議会軽視、議会を軽んじている。町民に先に示すんですか、この役場の内容。この中には、我々が聞いていない太陽光発電とか、地中熱を取り入れると書いてある。我々が聞いたのは1月19日だ。その前に町長は説明では、屋根は切妻にする、華美でなく質素なものにする、それしか言っていない。その内容的なものはほとんど説明していない。だけれども、これでは、もう太陽光やります、地中熱やりますと、そういう。これ、順序が逆でないですか。お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この計画、議員ご指摘のように、かなり急な計画であったということは否めません。その中にありまして、この計画の立案、これは、担当課及びその関連する課等の課長、全てを基本的な部分、これは、職員、その課長の皆さんが集まって相談するというところから始まりまして、私は、当初から関与はなかったんですね。ただ、建物自体は先ほど議員がおっしゃったように、私の基本的な考え方だけはお話をさせていただきました。あくまでも事務所である。特別華美な建物でなくていい。マッチ箱とは言いませんけれども、しっかりとした建物、これは一番気遣いをいただいたというんですかね、特にしっかりそこは注目してほしいと申し上げましたのは、やっぱり冬暖かく、夏涼しく快適な事務が取れる、それ以外は全て汎用品を利用して、できるだけお金をかけたくないというお話だけはさせていただきました。お話がありましたように切妻、これも一番屋根としてはポピュラーと申し上げますか、シンプルかつ漏水と申し上げますか、雨漏り等々の少ない屋根であるということで、その指示はさせていただきましたが、その後の展開については担当課含めての、その検討委員会の中でお話されたことでありますので、その件については全てを掌握しております担当課長よりお話をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、鈴木茂議員さんのおただしの、町民のほうに先に知らせて議会のほうが後というのはおかしいのではないかと、内容の説明、議会にはなかったんではないかというようなおただしですが、1月号に載せたのは確かにパース、パースの部分については議会への提示的なものは広報が確かに最初だったという形では申し訳なかったと思いますが、その前段で、議場のレイアウトの部分も含めて、立面的なものとかという部分で、パースではありませんが、大体のイメージ的なものは説明してお示ししてきたなというふうには考えております。 あと、太陽光、地中熱の利用の部分についても、基本計画の中でもお示ししておりますように、活用できるような形で検討を進めているということで考えておりますので、それについて、議会に対して太陽光、地中熱の利用というのは聞いていないよというような部分であったとすれば、説明が不足しているなという部分は申し訳ないと思いますが、基本的に利活用をして、何でそういうのを利活用するのかという部分の中では、エネルギーの部分での補助の活用、あとはCO2削減という大きな部分の中での方向性で検討を進めているということでご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 申し訳なかったとか、説明不足だった、それだけで終わりですが、このイメージ図、これを見ると、ああ、こういうふうに役場造るんだなと、誰も思います。このイメージ図というのは誰がつくったんですか。役場の職員、それとも設計事務所側でつくったんですか。これ非常にインパクトが大きいんです。これ見た感じでこういうのができるんだと、こう思い込みますから、イメージ案と書いてあるんですけれども、見た感じこういうふうになると思い込むんですが、これ、誰がつくったか、ちょっと。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) イメージ図、パースにつきましては、設計事務所のほうで作成を、お願いしてつくったものでございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 本当にこれ、このようにできるか。このように造るんであれば、これ、30億円以上かかるんじゃないですか。私の考えで申しますと。 新庁舎建設、15億5,000万円で造ります、議会も了承を得て、町民にもこれ、広報はなわで周知しました。これ、町長、15億5,000万円でできないんですか。再度お聞きします。できない場合はできない理由も言ってください。
    ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この、あれですね、15億5,000万円、この数字ですね、これもあくまでも概算ということでありました。ただ、この計算の根拠になりましたのは、3年ほど前になりますか、はなわこども園、新築をさせていただきました。これは、建築面積、地面に接している部分ですか、これが1,080坪、外構も含めまして工事代金が9億500万円と、請負金額を記憶しております。単純な計算でありますけれども、設計士とも話をしたんですが、大変リーズナブルな建物であったと。その内容、その建物自体から外構部分を差し引くと大体坪75万円ぐらいで上がっていると。そうですね、計算上出ますよね。1,000坪で9億円ですから、坪90万円。そこから25万円程度の外構工事を、15万円ですか、外構工事部分抜いて、そして75万円ぐらい、70万円から75万円ぐらいの建物である、これで十分いけるんだと、これが考えのベースになっております。 ただこの庁舎、建築面積520坪、約半分なんですね、建築面積。要するに地面に接する部分、540坪ということは、1,080ですからちょうど半分。二階建てですから、床面積は1,070ということになります。これから算出しても、屋根も半分です。それから基礎代、これなんかも半分とは言いませんね、強度上げなきゃならないということありますから、半分にはならないまでにも計算上100万円、120万円程度ならゆっくり上がるだろうと。これがその当時、このようにコロナ、そして今はウクライナ問題等々あって、大変な状況下でありますんで、大変不安はあるんですが、そういうふうな中で、当時そういうことはなかったですから、この程度の予算を見ておけばいけるだろうということで、私なりにそれでいきましょうと、こういうふうに決めた結果でありますし、まだ見積りが出てきませんので、しっかりとした見積りが出てきておったらば、出てきた段階で、またしっかりと検討を加えて、単価を落とせるというんですかね、坪単価を落とせるものがあれば、ぜひもう一度検討を加えて、そんなつもりで対応は考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 結局見積りが甘かったということはお認めにならないと。15億5,000万円ではできないんでしょう。そうしたらば、そのときの見積りが甘かったということになる。こども園を参考にして見積もったという話聞きますけれども、ああいうガラスの部屋で造ったのと、こども園の中の部屋を、子供を遊ばせる部屋つくるのと、役場庁舎を造るって、中身が全然違いますよ。それを参考にして造って、結局、15億5,000万円でできないんでは、町長の積算というか計算、読みが甘かったということをお認めになりますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) できない、できるという言葉を発せる状況ではありません。向こうから見積りが出てきて、その段でまたその見積り、できるだけというんですかね、その数字に近い方向でしっかりと検討を加えていくと、そういうふうに説明はしたつもりであります。当然、議員もご承知でしょうけれども、材木、これがふだんの倍以上の単価になっておるそうであります。これも含めて資材全てが値上がりしている状態、この中にあってでも、この設計士に私は期待しておりますのは、こちらから提示しておる事業費、これにできるだけ近づけるような努力はしていただけるだろうと。設計する段で、材料の有無を確認し、そして間違いなく納まるものを指定してくる、資材としてそれを指定した上での積算になるだろう、その数字が出てきてからでないと、今この場でその早急に結論を出せというのは、今の状況では私にはできません。見積書、事業費が提出された段のそれからの判断になります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) それと、今15億円でできるか、それを超えるかは、この場では言えないということなんですね、町長として。責任ある立場ではっきり。じゃ、これは先日の全協で総務課長から、15億5,000万円ではできません、もっとかかります、概算要求多くなります、あらかじめの見積額を我々に示したんです。総額で28億1,700万円かかる。工事費は12億6,000万円から23億4,600万円になりそうだ、最大でこのぐらいは請求しないとできそうがない。だけれども、この細かく出したお金の書いた表は、回収しますと。これ一旦我々に見せて、回収するって失礼な話ですよ。渡せないようなものなら最初から見せないでもらいたい、そんなもの。子供じゃないんですから。あめ玉見せて引っ込ますようなもんですよ。 大体、私は、15億5,000万円でできるとは思わなかった、あのとき。ほかのところの、近くをなぜ参考にしなかったのか。こども園を参考にした。同じ時期に大子町が新庁舎建設を打ち出しました。これは水害に遭うから高台移転です。あそこは人口1万人の庁舎であるけれども、24億円ですよ、見積額。我々が視察した桑折町は23億円です。20億円以下でなんて、役場庁舎ってすごい機能的なものいっぱいつけるので、こども園とはえらい違いです。できるわけがないんです。15億円でできるかできないか、20億円以内でできるんだか。もう一回、町長、判断できないなら総務課長に聞いてください。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 こういうふうに世の中の物価等々が狂乱状態になる前の話ではありましたけれども、プロポーザルでその設計の募集をしたときに、事業費としては、町の持っている事業費は15億5,000万円と、これは提示してございます。このラインで造りたいということで、当然、設計書もそれにかなうような設計をしているはずだと私は思っております。その中にあってもこの狂乱状態の中での、本当に予想だにしなかったこの状況、これは本当に番外な話になってしまう、大変心配はいたしております。 ただ、この前、設計士と直接お話をさせていただきました。 まず、天井高、これを3メートル必要ない。1割落として2メートル70でいい。これで総体の材料費かなり落ちてきます。壁の高さから全て変わってきますから。それから中に使うものもできる限りリーズナブルな、要するに汎用品、市販品、それで十分であると。そして外壁、これもコンクリート、無収縮コンクリートの押出型、このコンクリートセメント板を使っておると、これも長い間にはメンテナンスが大変厳しくなるので必要ない、トタンでいいと。このような指示を出しております。それがどのように反映されて、この後の事業費に反映されるか、これは向こうでしっかりと検討を加えた上で提示するものと。その段で、また説明をいたしたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは議会報に載せるんですから、皆さん、塙庁舎15億5,000万円ででできると思っているのを、幾らぐらいになりそうだか、それはっきり言ってもらわないと困るんですよ。分からない、分からない。造るまで、発注するまで分からないということですか、これは。事前に大体の概算は分からないんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) この経緯、細かい経緯、これは、それから数値的なもの、総務課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんのおっしゃるように、15億5,000万円でできるのかという部分で、基本計画の中の概算事業内訳で15億5,000万円というふうな形で計画書は作成しております。参考までに、庁舎が2,300平米、車庫が約800平米というような形で庁舎についてはこの概算事業費を算定する場合には、大体坪145万円というような金額で弾いておりますし、車庫については坪105万円ぐらいというようなことで算定はしております。 ただ、この概算事業費の下に、事業費につきましては、物価の変動、労務単価の変動等増減の可能性はありますというような形で、あくまで概算ですということでのお示しということでご理解をいただいているだろうなということで、15億5,000万円でできるものだということで説明したという記憶はございません。あくまで概算としてはこのぐらいという見込みですということでご説明を申し上げた経過かなというふうには理解しております。 それで、幾らならできるんだという部分なんですが、一般住宅でも坪40万円、45万円のご家庭から七、八十万円とか100万円を超えるような住宅まであると思います。一概に坪幾らで概算を出すのはちょっと乱暴過ぎるという部分がありますが、あまりにもコロナの影響で資材単価の高騰というのが想定よりもかなり上がってきているという部分があったので、議員の皆さんにはかなり事業費的には膨らむ可能性があると。前回、お話をさせていただいたのは、目いっぱい見た場合にかかる費用として、ここまで、単純な計算でいくと想定になっちゃいますというような形での説明ということで、基本的には部材等の積み上げで最終的には事業費を決めないことには皆さんに幾らになるという部分は今の段階で、仮に20億円ですとか、23億円ですとかという金額を言っても、ちょっと、根拠があまりにもなさ過ぎますので、幾らならできるという部分については、もう少しちょっとお時間をいただきたいという部分はあります。 ただ、前回ご説明申し上げましたとおり、町長も言いましたが、木材関係、1年間で約倍に上がっていると。あと建設資材関係についても20%から30%ぐらい上がっているものもあると。平均的にはお示したときには約25%、4分の1ぐらい上がるだろうというふうな感じで物価上昇考えておりました。ですので、4分の1、25%といいますと、単純に15億円の部分ですと、25掛けちゃうと20億円近くの金になる。ただ、それ以外に、概算事業費、基本計画で出しておりました解体とかそういう部分につきましても、業者の見積りとか、想定と比べるとちょっと予算的にはもう少しかかるというような部分とかもあるので、外構も含めてこうやっていきますと、やはりそれぞれが少しずつちょっと増えていくという部分が見込めるということで、お話を前もってさせていただいたのが全協の経過だというふうにご理解いただければと思います。 今の段階で、幾らならできるという部分については、はっきりとした数字はまだ出ていないということなので、取りまとめ次第、議会には説明をさせていただくということでご理解いただければと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) ということは、今の段階で幾らかかるか分からない、20億円かかるか25億円、それとも30億円出ちゃうかも分からないと、そういう理解しか私は取れない、幾らかかるか分からないと。ただ、今、いろんなものを削っていることはやっているというのは分かります。ただ15億5,000万円ではできないけれども、幾らかかるか分からないと、そういうふうに私は理解します。それでよろしいですね。 次に、この庁舎建て替えの問題について、広報等で通知した後はしていないですが、これは、花の女性団体に説明書をつくって、町長がこれ説明したんだと思います。これ、役場内の庁舎建て替えの急いだ理由とか、新築時の仕様、建て替え等の必要性。ご丁寧に借金の返済計画書まで、我々も目にしたことないような、何年にこども園が幾ら返して、防災センター幾ら返してと。これで借金が抜けるので、お金をかけても大丈夫ですと、こういうもの、説明をした。これは昨年の春頃だと思うんですが、それはよろしいと思います。 しかし、間違った説明をしては我々困ると思うんです。間違ったこと言っていると。 1つはこれ、今だから言いますが、15億5,000万円で造りますけれども、工事費の圧縮、工法の見直しで費用を削減にはしっかりと力を注いでいきますと、15億円より少なく済みますと、こう言っている。真逆ですよね。こんなことを町民に説明してよろしいわけがない。 それから最後に、唐突な計画ではなく、庁舎に関する計画は平成25年から振興計画に計上しています。振興計画で言っているのは庁舎改修の話。新築が出たのは令和2年10月です。それまでは一切出ていません。誰も皆、1期の人は古いこと分からないんですけれども、2期以上の人は。改修の話です、出ていたのはね。そしたらこれは、これを読むと、新築の話が平成29年から出ていたように完全に思いますね。しかし、改修の話ですよ、出ていたのは。こういう町民にうそをついてはいけないんじゃないですか、町長。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この件に関しましては、何度か説明をいたしております。当初は改修でいこうということで思案をしておったわけであります。実際、耐震、そして内部の改修、改装、これで進めていこうということになったんですが、一番ネックになったのが仮庁舎。完全にパソコン等々の設備を全てその仮庁舎に移し、そしてまた直して、改修完了後にまたそのパソコンを移して、そして挙げ句の果てという言い方はないんですけれども、その後、その建物自体は10年以内ぐらいに建て替えが必要だと。 これではどうにもならないだろうというときに、政府資金の利用、これが話の中に出てきて、それで、実際の私が一番喜んだのは、町に負担がかからない、全部全て手持ちの基金をきれいに吐き出して建物を造る、直すのではなく、一部、国の助成をいただきながら、しかも分割で払うことができるというこの制度、これも時限立法で何年か決められた期間、それから建物自体もその条件にきっちり合わなければその認可は出てこない。運よくこの建物自体がその条件を全てクリアした、そしてぎりぎりではありましたけれども、その制度を利用することができたということで、これからの将来の町の負担、これを後世に大きく残すことなく庁舎の建て替えができる。 何よりもこの建物、大丈夫だと、いきなりべしゃんとは潰れないとは言うんですが、これもあくまでも図面上の計算であって、これが何度かの地震のダメージをいただいていて、座屈等の中で外からは見えないようなかなり大きな損傷をしている可能性もあり、この後少し大きな地震が来て潰れないとも限らない。そんな危険なところに、当然町民、そして職員置いておくわけにはいかない。 それと、潰れることで、大変、北九州ですか、熊本大地震のときに大きくいろんな庁舎が数多く潰れて、その機能停止で大変な状態になったということを考えれば、今この時期を逃しての建て替えはないと、このように考え、進めておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 改修費用も7億円から8億円、それも正式な値段ではない、その倍の15億円ならできるという、あまりにも調子のいい話で進めたと。その建設ありきで進めて、駆け込みでやるからあまり結構じゃないと思います。 それから、部材が上がった上がったとこういう話で、いや、それは上がるのは少しは上がったけれども、1割、2割という話だったら分かるんですが、倍額になったなんて、そんな話は私は聞いてません、そんな話、どこでも。ウッドショックで木材は、多少これは上がったと思いますが、倍額なんかはなるわけないでしょう。 細かいところで話すれば、この備品費、最初の見積りは外構費と合わせて9,000万円だったんです。見直しで、今度は備品費だけで1億円ぐらいかかるというんです。総務課長いわく、使えるものは使いたいと言いますけれども、備品って、中の施設とか何かも新しく造っている途中に、古い庁舎では全部使用しているわけだから、造るのって、そこから外して持っていって新庁舎に造るわけいかない。そんなことしたらば止まっちゃいますから。だから備品費というのはなるべく使えるものは使うと言ったって、本当に使うんだったら椅子、机とか、パソコン、持ち運びできるもの、さあ、できましたというところで古いやつから持っていくと、そんなものしかない。椅子、机も新しくするっていったら、備品代というのはほとんど全て新しくしなきゃならない。この備品代の読みというのはこれ、甘いんじゃないですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 備品についてということでありますけれども、やはり私の考え方としてはできるだけ使えるものは使おうというふうなお話はさせていただいております。 詳細については課長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 備品の算定についての部分で、金額的に甘いのではないかという部分なんですが、正直備品をどの程度まで整備といいますか、新しいものにするのかどうするのかという部分は、建設工事とは別にちょっと協議を進めていかなければならない部分ではあるなというふうには考えております。そういう意味では、できるだけ使えるものは使って、ダイエットをしていくという部分は当然必要なのかなというふうには考えております。 ただ、業務継続をしていながら、それを持っていくというのが可能なのかという部分なんですが、当然、庁舎の引っ越しとなると、かなり大変な業務になってくるかなと。職員のほうには、文書の管理の部分で文書の移動だけでも各段ボールに収納したりなんだりして持ち運びできるような形で一定期間行ったりとかという部分になろうかと思います。そういう意味では、当然、段ボール等で整理した部分の中で使えそうなロッカーについてはちゃんと持っていくとかということも可能になってくるのかなと。そういう意味では、備品の正式な発注をする段階の中ではいろいろ、使えるものと購入するものとの整理をきちんとやっていきたいなというふうには思っております。 そういう意味では、この議会でもそうなんですが、この録音の部分のやつで、業者のほうからこういう議会のシステム等で見積りをいただいたのは、かなりいいものを入れた場合にはこのぐらいかかりますよというふうな金額で出してもらったりはしています。当然、そういうのも含めた形で金額としては増えてきていると。最初に単純に備品として考えたのは、職員の机、椅子とか、そういう簡単なものでの積算で、細部までの詰めではなかったということはあると思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは読みは非常に甘いと思っていますよ。ほとんど備品なんか使えないですよ、古いのは。新しくなる、全部。結局は新しくなりましたと。議会だってこれは全部新しくなるんですから、これ、古いのを使うという話じゃない。それがだんだん積み重なっていくんです、お金。大変、私は厳しいと思いますよ。 じゃ、お金なくて、設計の話をしますが、設計図を見た限りで、実は、これ、職員の皆さんの話ですけれども、職員の休憩所がないんですよ、設計図の中にね。今、休憩所、古い庁舎そこの下にありますよね。将棋指したりなんだり皆さん休む。こども園の場合も、プライベートルームがないということで非常に職員からは不満が出ている。若い女性の職員さんですよ。体調悪くなったりなんだりのとき、ちょっと休む、そういうプライベートルームはつくらなかったと。なぜつくらなかったかと。車の中に行くしかない。 そういうのからいっても、この役場職員だって若い女性もいるし、お昼、例えば弁当持ってきたって、お弁当食べるところは見られたくないんですよ、女性の方なんかは。そういうときは休憩室行って食べたいと思ったって、休憩室もないようなありさまで、これから今度は各職場、各課オープンスペースになるんですから、食事のときにはブラインド降ろすんだかどうだか分からないですけれども、お昼休みも開ける。男性はいいですよ、別に。女性もある程度いるわけですから、そういうときに休憩室はこれ、つくらないんですか。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 新しい庁舎の部分で、職員の休憩室という部分の中では更衣室内に休憩スペースというものは当然設けてあります。ただ、職員全員が一堂に会して休めるようなスペースは取れていないというのは事実であります。ただ、休憩スペースがないということではないということです。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 設計図見たけれども、更衣室、あれ狭いですよね。あれで休憩室になるんですかね。私は狭いと思いますよ、更衣室なんですから、更衣室ってかなり狭いように、私、更衣室が広ければ、それは休憩室になるんでしょうけれども、あれではちょっと見直したほうがいいと思いますよ。 もう一点、町民ホールについてお伺いしますが、町民ホールとの窓口というか、最初のところにつくる設計図になっていますが、土日も開けておくという話ですが、これ、町民ホールに土日、誰が来るんですか。家族連れが来るんですか。お年寄りが来るんですか、それとも若いカップルが来るんですか。何しに、役場に用もないのに、遊びに来ますかね、土日。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 町民ホールに誰が来るのか、何しに来るのかということなんですが、一応、庁舎建設で町民の方にワークショップ等でご意見をいただいて、町民ホールの利用等のご意見をいただいております。そういう意味ではいろんな、展示の部分もあるんでしょうが、集まって、子供たちが勉強するような利用の仕方、まあ、近くに図書館もあるでしょうというような話で、そのワークショップの中ではいろんな意見も出ました。そういう中で、各町民の人の中から自分たちの作品の展示の部分の利用とか、あとは会議の利用とか、いろんな形で利活用ができるスペースというのは欲しいというような形で意見をいただいております。 そういう意味では、利用を十分できる、したいというような意見があったということは十分尊重して、町民ホールについてはそれらの意見をまとめながら考えたということでございます。使わないというような形でのご意見で、必要ないだろうという意見はなかったというふうには認識しております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) いや、町民ホールはね、私もあることは、それは役場に用がある人も休憩したりしますからいいんですけれども、土日を開けておくということですよ。これ、防犯、火災上の問題から非常に私は難しいと思っています。近くにコンビニもあるんです。若い者があそこでたむろするんじゃないかと。その経験は、道の駅で、情報スペースの前、一晩中開けておいたんですよ。そしたらいろいろ壊されたりなんだり、しまいに自転車やバイクで来た人が夜あそこに寝ていたということで、閉めました。これは夜も開けておいたからですが、仮に昼間だけ開けておくといっても、まあ、最初は開けておいてもいいでしょうけれども、それなりに管理も必要になるし、何かあったら非常に問題で、いずれ閉めるようになるんじゃないですか。そういう点はどのように管理するんですか。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 24時間開放という考えではございませんので、土日も利用者がいる場合には当然開放ということで、その運用の仕方については、細部はこれから定めなくてはいけないのかなというふうには考えておりますが、議員さんのおただしのように、開けておけば何らかの問題が出るだろうということを言い始まったらば、つくらないほうがいいとか開けないほうがいいとかという消極的な意見なってしまいますので、そういう意味では町民のためのスペースだということで、有効に活用していただくように、利用できるような方策を取っていくというような形の前向きのほうの考えでご理解いただければなというふうに思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 有効に利用できればいいんですけれども、悪いほうに行かないことを祈って、次の質問に行きます。 町の人口減少、少子高齢化についてお伺いしますが、3月号のこの広報見ると、亡くなった方20名で、きっと若い方もいますが、生まれた子供は3人。2月に至っては15人の人が亡くなって、子供は1人もいなかったと。この3か月間で、生まれた方と亡くなった方、差し引いて40人ぐらいは減少している。一番この町が寂れるのは、人口が少なくなること。人がいなくなれば町は終わりですから。そして高齢化すること。これは絶対外せない町の政策なんですよね。 町長就任以来、6年目を迎えていますが、この非常に大事な少子高齢化対策、どのような政策を進めてきたのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 対策といたしまして主なものを挙げさせていただきます。 まず、定住促進の住宅団地ということで、さくらタウン末広、おかげさまで完売という状況を迎えております。そして結婚促進事業としての祝い金の支給、そして定住二地域居住の促進、これは空き家対策、この情報提供に努めております。塙町への流れをつくる人材の確保、これは地域おこし協力隊に委ねております。そして塙町地域振興事業交付金、これはやはり地域の住民活動の活性化を図るという大きな推進力になっておると。 そして、子育てに関しては、若いご夫婦の支援として、給食の無償化、こども園の整備、子育て世帯応援ポイントカード事業、これはサービス会との連携でやっております。そして乳幼児子育て用品購入補助事業、塙スマイルアプリ事業、これはICTを活用した子育て支援であります。そして、新規事業の取組といたしまして、新生児の聴覚検査、産後ケア事業、歯科クリニック、フッ素洗口等々、そして、ウッドスタート事業、これは誕生祝い品の花のつみきの贈呈、これは今直接お渡しができなくて、そのあれが分からないんですが、状況が分からないんですが、直接お渡しする段ではすごく喜んでいただいて、いい思い出になると、大変なお褒めの言葉をいただいたこともございます。そして子育て支援設備ぽっぽでの乳幼児健診、子育てサロンの充実。 そして、高齢者の取組にあっては敬老事業の見直し、実りある実績をつくるということで、地域敬老行事助成金による自主性の啓発、そして、賀寿お祝い、これは米寿祝い等を含めまして100歳、そして米寿のお祝い等にお祝い金を贈呈しておるところであります。 そして医療関係にあっては、独り暮らしの高齢者へのキットの配布、そして介護予防事業の充実、介護ボランティア養成講座、組織の立ち上げ、いきいきダリちゃんの会、そして高齢者サロン、いきいき健康教室の拡大、これは担当課の努力もありまして、現在、26か所で開催をさせておるところであります。 生活支援体制準備推進協議会の新設、これは、エールはなわ助け合い事業交流会、そして、高齢者外出支援タクシー利用料金の助成事業、そしてシェアハウス等々。 この大きな目的、子供たちの笑顔が絶えない町づくりを目指しまして、子育て世代への支援を中心に取り組んできたところであります。 近年は、新型コロナウイルス感染拡大によりまして、内外の人々の交流の機会が抑制する中で交付金を活用した商品券の配布、自転車を活用した新しい観光資源としての掘り起こし、サブスクリプションサービスの展開など、関係人口、交流人口を増加させる取組も行ってまいりました。今後も多世代が交流できるような居場所づくり、地域につなぐための道路整備、人口減少、少子高齢化に対する取組に一段と力を込めて進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) いろいろ列挙されましたが、問題は、結果が出ているか出ていないかなんです。5年間の子供の出生数と町の人口の推移をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数値的なものでありますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) それでは、直近5年間の出生数、あと、人口の推移ということでお答えを申し上げます。それぞれ各年度末の数値になっておりますのであらかじめご了承ください。 平成28年度末出生数ですが、52名、これは前年よりも3名減となっております。平成29年度58名、前年よりプラス6名の増。平成30年度37名、前年より21名の減。令和元年度34名、前年より3名の減。令和2年度48名、前年より14名の増となっております。ちなみに令和3年度2月末の現在ですが、29名となっておりまして、前年より19名の減となっております。 続きまして、人口のほうになりますが、平成28年度、合計で9,143名、前年より112名の減となっております。平成29年度8,933名、前年より210名の減。平成30年度8,702名、前年より231名の減。令和元年度8,549名、前年より153名の減。令和2年度8,418名、前年より131名の減です。令和3年度、2月末現在ですが、8,296名、前年より122名の減となっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) まず、いろいろ対策、もう聞き切れないほど町長話しましたけれども、子供の数が増えているということはない。これ令和3年度30名にいくかどうかぐらいの話。人口も最初の頃はマイナス200人です、1年に。ですから、現在、8,296名、8,300切った状態。これ7,000人台なるのはもうすぐ間近ですよね。8,000人台はなくなる。7,000人台。効果ある対策を打たないと、さっき列挙したような対策はこれ普通に当たり前にやらなきゃならない対策で、もっと強力な対策を取らなければ、どんどん町の人口減る、子供は生まれない、そういうことになります。 とにかくいろいろな対策を組み合わせての話ですけれども、子供の出生数を増やさないと、増やす、移住定住者を増やす、そして元気な高齢者を増やす、これをやらなければ人口は瞬く間に減っていきます。弱いお年寄りだというと医療費もかかる。町の整形の医院さん、すごい車ですよ、毎日毎日。隣にホームセンターあるから行きますけれども、必ずあそこ、満車状態でなっている。元気なお年寄りを増やさないとお金がかかっちゃう。 ですから、ここにありますが、移住定住者、これもちょっとお聞きしますが、これ5年間でどのぐらいの方が移住しているか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数値的なものでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) それでは、移住定住者ということですが、住民基本台帳上の転入者の数を申し上げましてお答えとさせていただきます。 平成28年度209名の転入です。前年と比べまして23名の減となっております。平成29年度175名、前年と比べまして34名の減です。平成30年度209名、前年と比べまして34名の増です。令和元年度220名、前年と比べまして11名の増。令和2年度154名。前年と比べまして66名の減。令和3年度2月末ですが、127名、前年と比べまして27名の減となっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今の数字は転居してきた方の数字ですね、町外から。町内に転入された。これどういった方が来たか、これ職業ので、来たか、町にまた帰ってきたか、そういう数でちょっと参考にならないんですが。 移住定住にはもっと、そのための条件や環境を整備しなければならないと思うんです。それをもっと強力にやらないと、ほかの町に負けてしまいますよね。ほかの町では土地を無償であげますとか、農業やるんだったらば移住してきて農業やるのに土地あげますとか、何々をつけますとか、いろんなことをやっているんですが、この特徴ある対策を何か1つ打ち出してもらいたいんですよ。人並みというか、ほかの町と同じことやったんじゃ話にならないんで、何か1つこう、特徴あるのを打ち出せないですか、町長。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、県内にあっても人口増と申し上げますか、移住、転入ですか、これを含めて本当に増加しているという自治体は僅かであろう。県内にあってもほぼ同類の思いをしている自治体がほとんどであろうと、私はこういうふうに思っております。 その中で、この提案大変ありがたく思っております。そのご指摘も重々考えなければならないと思っておるところであります。今のお話をいただきますと、議員、ぜひ自分なりにクリーンヒットとなるような移住定住策、ございましたらぜひご提示いただけばありがたい。ぜひ検討を加えて、クリーンヒットになるような移住定住策、これを行政側で検討してみたいと、このようにも思っております。ぜひご提案いただければありがたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 施策を発表するのは行政側で、私も提案しないことはないですけどね。あまり人にばかり頼らないで、自分で発案してください、町長。私も考えてはみます。 それから、元気な高齢者の問題ですが、これ、健康寿命、町で出せるかどうか、出せればお聞きしますが、お年寄りは非常に元気に長生きするためには、まず頭を使うこと、運動すること。そのためには、農業をすること、それからそれがない方はウオーキング、それからスポーツを楽しむ。ゲートボール、グラウンドゴルフ。それから、室内でしかできない方は室内競技が、今はやりのボッチャとかカローリング、クロリティは老人会でやっていると思うんですが。ペタンクというのもあるんですね。これはボッチャに似た競技なんですが。これは頭も使いますので。こういうのをもっともっとこう、町でお年寄りの方に普及、奨励してもらいたいんです。その点、お聞きします。この健康寿命のことと両方お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 健康寿命という内容であります。それとその運動関係と申し上げますか、高齢者の体づくりと申し上げますか、健康づくりの話でありますんで、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、健康寿命ということでございますけれども、健康寿命につきましては、福島県が2017年よりお達者度という形で福島県と県立医大が共同しまして公表しております。その中で、いわゆる65歳以上、どれだけ健康でいられる期間があるかということになっております。 年齢的なもの申し上げますと、現在、令和3年12月に公表されました数字は令和元年のものなんですけれども、男性では83.87歳、女性では86.85歳ということで、国が示しております健康寿命という形に合わせた形での福島県での公表という数字になっているところでございます。 それから、先ほど、健康のためには室内、いろんな運動関係、そういうお話がございましたけれども、現在、先ほどの話にもありましたが、基本的な部分でいえば地域サロン、26か所で展開しておりますが、その中でカローリングというものを中心に現在は取り組んでおりますが、その大会も生活支援体制整備推進協議会が中心となって、皆さん、ただ競技をしているだけではなかなか面白くないということで、競争してみようということで、2年前に開催したんですが、残念ながらコロナの関係でここのところは開催されておりませんが、そんな形で普及に努めているところであります。 その全員集まった際に、新しいニュースポーツということで、別なスポーツも紹介をしたりをしている状態であります。 それと、もう一つ、今、健康寿命、長生きする中で、力を入れているのは、お年寄りの口の、いわゆる歯がない、口の中の衛生、それが非常に大切であると。物を食べられなくなるという部分を含めて、大切ですので、白河から歯科の先生をお呼びして、各サロンで歯科、口腔関係の講座、それと、塙のサクラ薬局の薬剤師さんですが、その方にご協力をいただいて、薬の関係の管理の仕方等々の講座もそのサロンを利用しながら進めていっているところであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 健康のためにはいろいろなことがありますが、今、課長言ったとおり、この口のケア、口腔ケアが非常に、歯の丈夫な人は長生きできるというような話があります。8020ということで、80歳で20本自分の歯を持ちましょうというのが、昔から言われてきたわけですね。ですから、歯は、昔はかなり入れ歯の人多かったんですが、最近は大分入れ歯の人も少ないんじゃないかなと。私も70歳になりますけれども、自分の歯でないのは1本だけで、あとは全部自分の歯ということで、まだ歯は丈夫かなとは思っているんですが。とにかくこれ、町長ね、今後の対策、本当に対策強力に取らないと……。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂議員に申し上げます。 時間ですが、答弁もちょっと長かったこともあるので。 ◆10番(鈴木茂君) 5分延長。 ○議長(割貝寿一君) 5分。 ◆10番(鈴木茂君) もう一度聞きますけれども、人口減少、非常に交付金だってこれ、人口減れば減るんでしょう。ですから、対策、これ庁舎建設もいいですけれども、こちらのほう、強力に取ってもらいたいんですが、答弁お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これ、塙町に限ったことではなく、今、町村会でお話をさせていただいておりますのは、もう東郡として対策を立てようと、このような話も出ております。町単体ではなく、東白川郡が一体となって人口増等々、当然、自転車もそうですけれども、みんなで協働でやって、そしてこの地域を盛り上げ、そしてみんなを地域に目を向けてもらうような施策、これからはそういうこともしっかりと考えながら取り組んでいくべきだろうと、こんな話もさせていただいておりますので、これからありとあらゆる限られた予算と時間の中ではありますけれども、対応は取っていきたいと、このように思っておりますので、ご理解をいただきたい。 先ほどお話ししましたぜひ対案がございましたらばご提案をいただければぜひ吟味させていただきたい、検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) このままではあっという間に7,000人台に突入します。町長には的を射た適正なる対策を取るように申し上げて、私の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、10番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時03分               再開 午前10時17分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(割貝寿一君) 次に、5番、七宮広樹君、登壇願います。 持ち時間は11時17分までです。 七宮広樹君。     〔5番 七宮広樹君登壇〕 ◆5番(七宮広樹君) 5番議員、七宮広樹です。 新型コロナウイルス早期の収束と国際平和を願い、このたびも不肖ながら町民の代表の議員の一人として、塙町の発展のために通告いたしました5項目を質問いたします。 それでは、質問に入ります。 塙町の諸課題についてであります。 郡内の各町村で多発しているグレーチング蓋盗難被害ですが、塙町の被害件数と被害金額、今後の対策をお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 状況説明という具体的な内容となりますので、担当課長より詳細については答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) それでは、まず、町道の部分。町道と農林道それぞれ所管が別でございますので、まず、町道の部分についてお話をさせていただきたいと思います。 被害につきましては令和3年11月頃に発生したと思われますが、11月から翌1月にかけてでございます。町道に関しましては、4路線で34枚盗難が確認されております。ただ、現実的には町道部分の蓋でございますが、横断蓋についてはある程度管理されておりますが、側道に入る、側道といいましてもいわゆる赤道とか歩くだけの道、そういったところにも蓋がかかっております。そういったものについては、一つ一つを把握している状況にはございませんので、正確かと言われますと今現在、我々が確信している数字として34枚が盗難に遭ったということでございます。 その対策ということでございますが、危険なところもしくは車が通行するようなところ、そこについては新たに、実はグレーチングではなくてコンクリート蓋をかけて対応しているところが若干あります。それ以外については、ただいまご説明いたしましたように道路沿線の徒歩用のグレーチングが多いということでございますので、取りあえずは今のところは再設置はしないで様子を見ている状況でございます。 それによって例えばどうしても必要だということになれば、今のところはコンクリート蓋で対応しようかと考えております。 将来的には、盗難防止用のロックがかかる蓋もあるというふうに聞いておりますので、場合によってはそういうものも検討したいと思いますが、高価であるということと管理上ちょっと不便であるということがございますので今は思案中でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 農林推進課所管におきましては、整備課と同じなんですけれども、昨年の11月、12月、今年に入って1月ということで盗難が確認されております。 林道大日向線ほか6路線で総延長で71メートル、枚数にして1メートルものが50枚、50センチものが42枚ということで合計92枚の鋼製蓋の盗難を確認しております。 被害額なんでございますが、新たに購入した場合として算出いたしますと合計で68万2,250円に及んでおります。 盗難を確認した時点では、大日向線、川辺線、羽黒山線は横断方向の盗難であったため事故防止のために復旧までの間は通行止めといたしました。ほかの林道は、林道から作業道入り口などの縦断方向の盗難であったため危険テープやカラーコーンなどで注意喚起を行っておりました。 対策といたしましては、ほぼ整備課と同じなんですが、段差がつかない場所は鋼製蓋をコンクリート蓋にて復旧いたしまして、コンクリート蓋などで段差ができてしまう場所については縞鋼板で復旧しました。ただし、縞鋼板は全て溶接をして簡単には持ち上げられないようにして復旧をいたしております。 なお、林道からの作業道入り口なんかは利用頻度が低うございますので、経過観察として未復旧の箇所もございます。 さらには、林道はどうしても交通量が少ないものですから、林道の沿線などに少しでも盗難の抑止力になればということで「カメラ作動中」というような表示板を設置して対策を行っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 詳細な説明感謝いたします。 町が管理する町道等で走行車がグレーチング蓋の盗難により横断溝にタイヤがはまり車両に破損等が生じた場合、どのような対応がなされるのか。町でです。また、町では、この不測の事態に備えどのような対策を取っているのかをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 今、おただしの、例えば横断溝の蓋が盗まれてなくなっていて、そこに車輪をということで事故が発生した場合ということでございますが、基本的に盗まれる盗まれないは別といたしまして、道路管理者としてそれは管理がうまくいかなかったということになってくるんだろうと思います。 そういった場合に備えまして、管理はできるだけ十分取るようにはしておりますが、そういった不測の事態に備えまして保険には入っております。損害賠償の保険に町全体で入っておりますので、その損害金につきまして賠償額をお支払いすると。多分、今回の議会でも初日報告があったと思いますが、そういった形で整理をするということで対応をしているところでございます。 それに対して未然に防ぐ方法ということでございますが、盗難に関しては何とも、いち早く見つけていち早く対策するしかないんでございますが、今現在、町では町道及び農林道含めまして週2回3人の道路補修員の方に巡回をしていただいています。それは、そういった盗難防止とかそういったことを巡回するわけではないんですが、週2回方部決めまして各路線を巡回しながら必要な部分で、例えば舗装の穴が空いていたところに穴を埋めるとか、例えば崩れているところがあるといえばそれを報告してもらうとか、そういうことを対応しておりますので、その中で現在のところは対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 農林推進課でございますが、整備課とほぼ同じなんですけれども、実際、今回、大日向線で横断部分に落ちてしまったということでタイヤがパンクしてホイールが少しへこんだというような事態がございました。 この場合、やはり先ほど申し上げました損害賠償保険のほうで対応ということになるんですが、全額保険ではございませんで、保険会社等のお話で横断で見つけられなかったんですかというようなことで、ゆっくり走っていれば防げたでしょうという部分もあるので全額ではなくて7割というような、7、3というような割合で保険を使うというようなケースになっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ただいまの答弁の中で、保険で対応できるということなんですけれども、年間どのぐらいの金額をその町としては保険会社にかけているのか、その部分をお聞かせ願います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 道路の保険ということで入っているのではなくて、行政の全体として総合賠償保険ということで行政が行う部分の中の損害賠償等の対応ということで、年額80万円のものに入っております。それで道路のほうも対象になっている。町がやる事業等で何らかの事故があった場合にはそれで賠償するとかというような保険になっております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 次に、昨年、「元気ふくしま、地域づくり・交流促進事業」を進めるに当たり、地域団体のリーダーと意見交換が何度か行われましたが、今後のどのような道筋で進めていくのかをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 状況説明ということでございますので、具体的な内容ということなので、詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。
    ◎農林推進課長(江田一寛君) 議員のご質問にお答えいたします。 「元気ふくしま、地域づくり・交流促進事業」を活用した会議でございますけれども、令和2年度からやっているのはご承知のとおりでございまして、令和3年度から県の正式に「元気ふくしま、地域づくり・交流促進事業」という認定を受けて令和3年度は取り組んでおりました。 地域団体のほかに関係する行政区長さんや副区長さんなども加わっていただきまして、久慈川桜並木活用懇談会という名称も変更いたしまして、より具体的な話合いを行ってまいりました。 懇談会の話合いの内容は、道の駅南のサイクリングロード、堤防舗装を最優先課題として話し合われ、階段、休憩施設等の設置、河川土砂の撤去など様々な意見が出されました。 また、それぞれの団体がこのエリアでどのような活動をしていきたいのかなどの話題も積極的になされました。これらの結果についてはその都度チラシを作成しまして地域住民、該当区でございますが、地域住民回覧でお知らせしたところでございます。 それと、これは今年度の結果として3月1日に久慈川地域づくり契約としてまとまりましたので、懇談会に参加をいただいた皆様と団体、それと町ホームページのほうで紹介をしております。 今後の見通しでございますが、県の予算がまだ確定前ではございますけれども、計画としては令和4年度中に道の駅はなわ南側から上石井地内の堤防を県事業で舗装工事がなされます。さらには、4か所の階段等の設置については、県の予算の状況に応じて令和6年頃までに随時整備されていくという計画になっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 台風19号の災害復旧で久慈川の河道掘削等も進み、以前の景観がよみがえってきております。町の新たな魅力をアピールするとともに町民の健康促進や道の駅はなわを利用される来町者の癒やしの場として一日も早く実行できるように取り組んでいただきたいと切に願っています。 次に、以前、旧常豊小学校のグラウンドに整備されたゲートボールコートの状況をお尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、七宮議員のご質問にお答えをいたします。 このグラウンドの名称は、条例上、常豊地区運動場としております。 利用の用途はゲートボールに限定はしていませんが、利用頻度が多いのはゲートボールのご利用の皆様です。このほかにグラウンドゴルフのご利用もございます。 最も利用頻度の多いゲートボール協会からの要望を受けまして、令和3年2月に競技区画や地盤の整備を行いました。この整備から約1年経過している現在、小石が浮き出るなど地盤が再び荒れてきており競技に支障があるということで、再度地盤に洗い砂を入れて締め固める工事をこの3月中に発注を予定をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 発注をされるということで、今、答弁いただきましたけれども、一つの提案といたしまして、町営のテニスコートのようにコート管理が容易なハードコートというんですかね、そういうような形にするような計画も含めて考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) ハードコートというのは非常に便利なところでございまして、非常にプレーをするのにはいい環境だというふうに考えております。 予算等も含めまして、今後検討できるところは検討させていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 次に、町営体育館施設やB&G海洋センターの設備充実が図られております。利用者の満足度も高いと聞いております。また、他町村に比べ利用料が安いということも聞いております。塙町の場合、この利用料の算出の根拠、考え方、お尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 町の体育施設につきましては、塙町体育施設の設置及び管理に関する条例、これに基づきまして使用料を徴収しているところでございます。 また、塙町体育施設の管理及び運営規則に基づき使用料を減免している団体がございます。使用料を減免する団体といたしましては、スポーツ振興のための教育団体、町、行政に直接関係のある団体、公益上必要と認めた団体などでございます。 一般の個人利用者に納入いただく使用料につきましても、利用しやすい料金設定としておりまして、小中学生から大人の方まで気軽にご利用いただき、スポーツを通しまして健康づくりの場としても活用いただいていると考えているところでございます。 また、B&G海洋センタープールにつきましては、塙町B&G海洋センター条例によりまして、使用料は現在徴収しないとしております。ただし、昭和63年の開館直後の数年間は、少額ではございましたが徴収をしておりました。平成3年度に条例を改正いたしまして、平成4年度より徴収しないこととしております。利用の促進を図るため使用料無料にいたしました。今後も幼児や小中学生など、より気軽に利用できる海洋センターを目指し使用料の検討をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 施設の維持管理、こちらは町民の血税も注がれておりますので、ぜひ、子供たちには低額でもよろしいんでしょうけれども、一般の利用者にはそれなり、他町村と同等のような金額で見直していただければと思います。 それでは、次にまいります。 昨年の3月定例会でもシェアハウス(高齢者等共同住宅)について一般質問をいたしました。また、総務常任委員会でも所管事務調査を行い、施設内の設備状況等については把握もしておりますが、改めて今期の利用者数と利用状況をお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 高齢者等共同住宅の利用状況ということであります。 町所有の建物、これを有効に活用すべく整備をいたしたわけであります。令和2年6月に供用を開始いたしました。主に山間地に住む高齢者、その高齢者を心配する遠方の家族より毎年数件の問合せを受けておるところであります。 しかし、利用までには至っておりません。問合せについては、職員による現地の見学やパンフレット等の説明資料の送付によって対応をいたしているところであります。 この施設、今後の活用につきましては、高齢者の共同住宅としての機能のほかにも設置条例の中で町民の交流の場としてのコミュニティ常設施設、塙町での生活体験の場、これは移住、塙に移り住みたいという方がおったらば体験の場としての滞在型住宅としての利用も認めているところであります。今後の新型コロナ感染症の感染状況に応じまして、高齢者の共同住宅以外の利用についても推進を行いまして施設の活用を図っていきたいと、このように思っております。 まず、一番の足かせとなっておるのはコロナです、これが解決したらば多様な利用方法ができるんではないかと、このようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今、答弁いただいたんですけれども、状況的には利用者がいなかったというように受け止めてよろしいんでしょうか。 確認をお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) はい、そのようにお答えを申し上げました。そのようにご理解をいただいてよろしいかと思います。 ただ、もう少し別な形での使い道、これも話されておるようでありますので、担当課長からその件は説明をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、利用状況ですが、町長が答えたとおりいないということでございます。 ただ、何件か引き合いはあるんです。ただ、いざ使用しますかという段階になると、どうも、やっぱり普段の生活とちょっと変わってしまうというのがあって、山間部の方々のいわゆる雪が多いとか生活しづらいとかが、そういう部分とのなかなか合致という部分についてもう少し丁寧に説明をしたりとか、それは必要な部分があるのかなと思っています。 それで、今、町長が言ったもう一つのお話というのが、現在のコロナの中である老人の介護施設等で、もし職員が、そういう発生をしたような場合に職員は自宅に帰れなくて、当然感染者、濃厚接触者当然自宅にいるんですけれども、それ以外の方も施設から出さないということで、現状を聞いてみますと、どうも車の中で寝泊まりしているなんていう状況もあるようなんです。ですから、そういうときには何とか使えませんかねというようなお話もちょっといただいているので、そういう使い道もちょっと、今のところはないですけれども、そんな方向でも提供するような考えをしていっているというような現状の対応をしている状況はございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 高齢者に寄り添った施策の一つとしてはもちろん必要性を理解はしておりますが、このコロナ禍とはいえ、現状を聞きますと空振りの事業としかちょっと言いようがないように思います。 宮田町長もいろいろとお考えということですけれども、こういう状況を受け止めまして、改めまして対応策、活用策をどのようにお考えなのかをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 空振りというお言葉をいただいたんですが、私はそうは思っておりません。いつでも利用ができますよと、この待機状態、これも大切なことであるだろうと思います。特に、冬場、冬に関して、大雪が降ったときなんかは大変利用を喚起していきたいと、このように思っておりますし、夏場は、先ほど申し上げましたように塙に移住体験をしてみたいというような方をぜひ集って、そして、1か月程度暮らしていただいて移住を決意していただくような、そういう施設としてこれからの利用、しっかりと取り組んでいきたいと、このように思っておるところです。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ただいま町長は空振りではないと言っておりますけれども、この事業1,700万円かかっております。費用対効果考えたときにどうなんでしょうか。正直言いまして空振りとしか言いようがないような気がします。議員としまして当時予算執行を認めた側というのですかね、私自身見通しの甘さを責任を痛感しておるわけなんですけれども、このような、もうあえて言います、空振り事業がないように検証が必要と思います。 これからまだ、B&Gが絡んだ第三の居場所のもそうです。それから、役場庁舎もそうです。この検証、今後のため、町民に納得いただくような形を出すためには検証が必要ですけれども、度々この検証が行政側ではされていないことが非常に多いと思いますけれども、宮田町長、そのお考えをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 当該の施設に関しまして、これは、それ以前にグループホームでご利用なさっておったということで、その利用者の方が利用をおやめになるということで町の所有物として残ったわけです。そのまま手入れをしないでそのまま放置すれば当然壊さなければならない状況になる、このような状況でもあったわけです。ただ、壊すのにも多分なお金がかかるわけですから、形として残すことで利用をしっかり取り組む、取り組むと申し上げますか利用エリアを広げていこうということでの手を加えたということです。 こういうふうなことでありますので、これからの利用頻度含めて利活用をぜひ見ていただきたいなと、見守っていただきたいなと思いますし、その検証につきましてはこれから、これからというかもう本当にとっくにやっていなきゃならないことでもあろうと私は思っておりますので、いろんな施設についての検証、これは取り組んでいく、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 事業の失敗を避けるためにも慎重かつ正確なニーズの調査を図り、様々な変化にも対応したシミュレーションを準備しておくべきだと思います。 宮田町長、検証していくというような答弁いただきました。ぜひ実行に移していただきたいと切に思います。 次に、令和4年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に変わります。全国の各市町村でも様々な考え方で対応するようですが、東白川地方町村会ではこのことにつきまして協議がされたのかをお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今のところはその話合いはされておりませんが、当然この後話題、課題として出てくるだろうと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) それでは、ちょっと踏み込みます。 塙町主催の成人式、これ参加年齢の考え方、お尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、ただいまのご質問に対してお答えをさせていただきます。 平成30年6月13日に民法の成年年齢を20歳から18歳に引き下げること等の民法の一部を改正する法律が成立をいたしました。これは、明治29年に制定されて以来140年ぶりということでございまして、18歳、19歳の若者が自らの判断によって人生を選択することができるということでございます。 今回の改正は、議員のおただしのように令和4年4月1日から施行されることになります。 民法の改正に伴いまして18歳を対象に成人式を実施する自治体もございますが、18歳の学年で成人式を行う場合は、同じ年に19歳、そして20歳、これの対象の成人式、いわゆる3年分を実施せざるを得なくなります。 また、多くが高校3年生の学年であるため、大学等の入試試験や、それから就職試験等で欠席者が増えるだろうと見越しております。 また、経済的負担が大きくなるということも考えられますので、塙町といたしましては、当面、国、県他市町村の動向等も注視しつつも、対象者をこれまでどおりの20歳を迎える者とするというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 成人式、これ人生の大切な通過儀礼でもありますので、当該の本人やご家族には式を迎える準備もあると思います。早めに町の方針、伝えていくべきだと思いますけれども、いつ頃どのような形で周知をしていくのかお尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) お答えいたします。 先日、18歳、高校3年生の保護者の方から、18歳に引き下げられるので18歳で実施するのかどうかというようなお問合せもありました。これは、女性の方ですので振袖の注文というのが必要だということで、そのような理由だということでお話をいただきました。できるだけ早く保護者の方に成人式の年齢については周知させていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) それでは、次の項目の質問に入ります。 教育特区構想の進捗状況についてであります。 昨年の3月定例会で、豊かな自然を教材に特別教育課程の考えをお尋ねいたしました。秦教育長からは、文部科学省教育特区を目指すと心強い答弁をいただきましたが、その後の特区構想の方向性と現状をお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 教育特区構想は、塙町教育委員会基本構想の重点目標の中でうたっております地域のよさを生かした「特色ある教育の推進と学校づくりに努め、こども園、幼稚園、小・中学校が一貫して、進んで学び、心豊かで、たくましい、夢を実現できる子どもを育成する。」そして、「家庭と地域の教育力を高めるとともに、町民がふるさとはなわへの誇りと愛着を強めていけるよう文化・伝統の継承と創造に努める。」とあります。 これらを目標に塙町の豊かな自然を生かした防災教育、ふるさとはなわを愛する心、すなわち愛郷心育成の取組を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 失礼しました。 現状と今後の見通しということでございますが、教育特区構想の現状でございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして、福島県にまん延防止等重点措置が実施されました。塙町においても、不要不急の他県との往来も制限されているところでございます。教育特区構想の協力団体でございます宮城復興支援センターのある宮城県も例外ではなく他県との往来を自粛せざるを得ない状況でございます。令和3年度には教区特区構想の塙町と宮城復興支援センターのプロジェクトチームでの協議等を数回開催いたしました。しかし、コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして話合いの場がなかなか設定できず、事業が進んでいない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) しっかり対応していただいていることは、今の答弁で承知いたしました。今後引き続き塙町のこの教育特区に目指して進んでいただければと思います。 それでは、次の項目の質問に入ります。 塙工業高等学校の存続と今後の対応についてであります。 コロナ禍が続く中、県への陳情等が行われていない状況は承知しておりますが、改めて直近の状況、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 協議状況ということであります。令和3年度におきまして、県立高校改革室からの説明、10月8日、そして、11月16日に本庁舎内で行われました。10月8日は募集定員、通学支援などの説明を受け、意見交換をいたしました。そして、11月16日、県の統合に向けての進捗状況を伺いました。中学生、その保護者、教員へ向けた白河実業塙工業統合校及び修明高校に関する説明会の開催、校名の検討、中高一貫の在り方などの説明を受けたところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長の答弁のように県は統合に向けて粛々と進めているわけなんですけれども、町の今後の対応、それから、行動、どのようにお考えになるのかをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今後の対応ということでございます。 令和3年11月16日に改革室でおいでになったときに私は、町民に向けての説明会の必要性及び開催を強く要望したところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 承知いたしました。 ただ、思いとこの現実ではかなり隔たりがある中で時間だけが過ぎてゆく現状でございます。これを打破するためにも、現実に目を背けずに存続以外、もう一度言わせていただきます、存続以外の意見などを求める場を設ける考えがあるのかをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 現在のところ存続という考えで進めておりますので、存続以外の意見を求める場、設置するということは当面考えておりません。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◎町長(宮田秀利君) 宮田町長は塙工業高等学校のOBであり、塙町の長であるので、なかなか存続以外というのは言いづらい部分がもちろんおありだと思います。 しかし、県が粛々と進んでいる中、先ほども申し上げましたけれども、現実に目を背けることなく次の一手というんですかね、今からでは大変遅いかも分かりませんけれども、次の塙町の展開を考えていくべきだと私は思うわけなんですけれども。白石禎美さんより土地の提供を受けて学びやができて、その周辺が整備された塙工業高等学校ですけれども、この後そのまま県のほうでは変更なしで進んでいくので、今からでも県とともにこの活用を探っていく必要があると思うんです。 宮田町長、先ほど、存続以外の考えは設けることはないとおっしゃいましたけれども、いま一度そのお考えが変わるかどうかをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ちょっと、一歩踏み込んでお話をさせていただきます。例えば、塙工の建物、敷地はご承知のように県の所有であります。県から敷地の利活用について協議等提案がなされればその時点で十分に対応を考えていきたいと、このようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 先ほども述べましたけれども、県は待ったなしで進めてきているわけなんです。県の方針というのは多分変わらないというところで、では、塙町として最終的に決断する最終時期というんですかね、それはいつ頃を考えているのか、またちょっと答えづらい部分かと思いますけれども、答弁いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町といたしましては、塙工の必要性、それから地域への及ぼす影響等々、いろいろな場面で知事、そして県、教育長と幾度となく伺いまして、特に教育長でありますけれども説明し存続を求めてまいりました。 県では統合各校の校長、PTA、同窓会、有識者、首長等での組織をいたします県立高等学校改革懇談会、これを4回開催して意見聴取を行いまして統合の方針が示されました。その後、統合に向けて各種手続が進められておるのが現状でございます。 ご承知のように県の所有、そして県の運営する学校でありますので、町としては、もうひたすら何とか存続をお願いする、この手だて意外にはないというのが本当につらいところでありますけれども、本当に気持ちだけはいっぱいいっぱいまで存続してというか続けていきたいなと、このようには考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) この議場にいる各議員も町民との会話の中でどうするんだというようなところで質問されるわけです。そうすると、各議員も希望的観測でしかお話しすることができていないわけなんです。現実に目を背けずに将来の展望を見据え、宮田町長、リーダーシップを取っていただきまして、まず矢先に立ちましてもう一度町民や県としっかり会話を重ねていただき対応していただきたいと切に願うところであります。 それでは、次の項目の質問に入ります。 塙町産業祭の廃止についてであります。 昨年の暮れに、塙町産業祭の廃止についてお聞きいたしました。廃止に至った経緯と詳細をお尋ねをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの産業祭につきましては、産業発展と振興、対外的なPR、町民生活の向上を目的に30年間、30回の開催をしてまいりました。新型コロナウイルスの感染拡大によりまして、令和2年度、3年度の2か年、開催を中止したところであります。 ご承知のように現在も感染拡大が続いております。今後の産業祭の在り方について、令和3年12月21日、第2回の産業祭実行委員会におきまして、今後の産業祭の在り方について協議を行いました。 産業祭の開催趣旨は達成されておる、町外出店者が増加傾向にあり、町内商工業者が減少傾向にある、そして、来場者の流れを場内で管理することが困難であり、飲食を伴うイベントについても、コロナの対策が大変困難であると。また、イベント従事者には役場、商工会、JA、金融機関等の関係者がほぼ総出で対応しており、万が一新型コロナ感染事例が発生すると町内外サービスが停止することにより、総合的にコロナ感染予防対策が難しい中での開催、大変問題があるだろうという話になりまして、大変残念ではありましたが、実行委員会の中において産業祭を廃止することに決定した次第であります。 これまで30回開催をいたしまして、町内外からたくさんのお客様に来ていただき楽しんでいただいたイベントではありますけれども、できれば今後も継続を検討してきたところであります。ウィズコロナに見合った新しい形のイベント開催を計画していくことで、新しいイベントの開催を実行委員会の中においても確認をいたしておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 長年にわたりこの塙町の活気と塙町の知名度を多方面に知らしめるイベントでありました。この3月定例会で令和4年度の予算書を見ますと、塙町産業祭代替事業補助金ということで100万円が計上されておりました。産業祭に代わるイベントの計画、構想があればお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話のように100万円の予算を計上しております。おただしの産業祭に代わるイベントの計画、構想。これは、実行委員会の中でも新たなイベントにつきまして、企画についていろんなご意見をいただいております。例えば農産物の収穫祭、フリーマーケット、年数回のイベント開催等の意見を頂戴しております。 来年度につきましては、コロナ感染予防対策を実施しながらのイベント開催となる、このように認識しております。駅前通り、大字塙商店街を活用したイベント等の開催を模索しておるところでございます。 イベントにつきましては、今後、農商が連携して組織されております塙町ふるさと産業おこし連絡協議会が主体となり計画実行となる予定であります。 コロナ禍で町民の皆様と来町者の安全対策を図った上で産業祭に代わる新しいイベントを構築してまいりたいと、このようにも考えております。また、お子さん方も楽しめるようなイベントも開催できればと考えております。 来年度はコロナ対策を十分に図りながらイベントの検証を行い、その後イベントの拡大も視野に入れて取り組んでまいります。 また、別な見方でありますけれども、通年、年間を通したイベントについて空き店舗対策と併せまして土日の休日を利用したフリーマーケット、農産物の販売等も今後の検討課題といたしておるところであります。町では、イベントのみではなく新しい生活様式に沿った新たな町民が集える場所づくり、交流人口の増加施策を図ってまいりたいと、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長の答弁で計画、構想の部分は分かったんですけれども、令和4年度の100万円、この使い方です。この内容についてちょっともう少し、この検証に使うのか、実証実験に使うのかというところで、もう少し詳細を伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 予算提出をいたしましたところの担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの産業祭の代替の事業の100万円の使い道なんですが、まだ産業祭に代わる、塙町ふるさと産業おこし連絡協議会、こちらのほうでは協議はされておりませんが、現在、事務局のほうで考えておりますのは、年2回程度のイベント開催を来年度計画を考えております。 その中で一番やはり費用がかかるのはコロナ対策です。というのは、人員の流れ、人の流れを加味しなければならない。まずは誰がそのイベントに来ているかというのまで管理をせざるを得ないというのが現状でございます。そういう対策費にほぼそちらが使われるかと思いますが、あと、塙町ふるさと産業おこし連絡協議会のほうでも別枠で補助金のほうがございますので、そこの部分も少しイベント経費に入れながら、やはり今、都市交流事業とかも減っておりますので、うまく予算を活用しながらこのイベント、新しい企画イベントを実施していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) イベントにはアドバイザーやプロデュースする方のアイデアですとか感性が必要不可欠と言われております。 私、昨年の暮れなんですけれども、塙町に対する熱い思いを持つ方が、スポーツ新聞紙、それから、フェイスブックで見る機会がありました。その方は、企業の事業展開にも携わりとても有名な方であるということもお聞きしました。また、宮田町長とも親しい間柄だということも聞いております。今後この産業祭に代わる新しいイベントというかそちらの企画、立案、実行にはこういう方のご意見というか、その方も熱い思いで塙町を支えたいというようなことですので、ぜひそういう人材の活用をされたらよろしいのかと思いますが、宮田町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町のこれからをプロデュースするということで、人材の活用、大いにあってしかるべきことだろうと私は思っております。お話をいただきました方でありますけれども、毎年多額のご寄附を頂いております、塙出身の不動産会社を営んでおりますところのレオコーポレーションさん、この会長さんを通じてこのプロデュースをセッティングしておりますところの岸本拓也さんとお会いをいたしまして、大変塙町を気に入っていただきまして、いろんな形でアドバイスができればというようなお話もいただいております。昨年は、焼酎工場にいらっしゃったときにダリア、それから、常豊小学校、道の駅等を見ていただいております。その中で、いろんなアイデアをぜひ醸し出してほしいなと思っておるところであります。 先ほどのお話にありましたように、フェイスブックでの町のPR、そして、中央の大きな新聞、これで町が紹介されておる。3回も掲載をいただいたということで、大変ありがたく思っております。これから、ぜひ岸本さんとの交流を深めながらいただけるアドバイス、当然それだけの成功例を持っているわけですから、この事例をよく踏まえながら、町に合ったこれからの対応と申し上げますかイベントの確立、これをしっかりとお願いしていければなと思っておりますので、ぜひお時間がございましたら、議員の中でも特に興味のある方はお話をいただくような機会があったらいいなと、このように思っておりますので、ぜひその節はご一考いただければと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 豊かな自然と和の心、未来につなぐにぎわいの里はなわのアピールにぜひしっかり検討していただきたいと思います。 それでは、最後の項目の質問に入ります。 役場庁舎改築工事についてであります。 さきの鈴木茂議員に続き役場庁舎についての質問になりますが、少し視点を変えてお尋ねをさせていただきます。 本庁舎の第1期工事の入札が10月に予定がされております。地元業者が携わり、地域経済を潤す仕組みづくり、考えがあればお尋ねをと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現在の入札制度についてでありますが、塙町財務規則に基づき入札を実施しております。地域が潤う入札の仕組みづくりの考え方のお尋ねでありますが、現在は、工事等指名委員会で決定したものが通知され、それにより起工されたものを私が決裁するという流れになっておりますが、地域が潤う仕組みづくりについては、決められた入札制度の範囲内で対応するような形になるやに考えております。 なお、詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 地域が潤う入札の仕組みづくりとのおただしですが、基本的には行政側が発注します工事ですが、1億円を超えるような大きな工事となれば、一般競争入札で行うというような形になるのかなと思います。 ただ、一般競争入札ですが、対象の部分で地域を制限するとかそういう部分が多少出るかどうかというような部分だと思います。ただ、地域業者が潤うような形という部分の中では、地域業者が力のある業者であれば当然参加という形も可能にはなってくるんではないかと思うんですが、あとは、実際に施工する業者さんのほうに下請け孫請け等という形で、当然建築の場合には多種多様な業種が絡みますので、できるだけ地元のそういう活用を図っていただきたいというような形をお願いするような形で、条件としてもうそれをしなさいという形にはなかなか難しいものですから、できるだけ地元の活用を図っていただきたいというような進め方になろうかなというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 以前の一般質問でもお尋ねをしたんですけれども、現在の庁舎に設置されている新しい空調設備、こちらはどのような使い方、また、計画がされているのか。また、活用先が決まっているんであればお尋ねしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 空調機です。熱交換器とも申し上げます。これは新しいので湯遊ランドの更新、もう随分湯遊ランドのは古くて更新時期になっているので、そこの機器の代替で活用することは考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 使い道があるんであれば、非常によろしいかと思います。 それから、建築資材の高騰により当初予算よりはるかに上回る金額が全協でも説明を受けておりますけれども、この予算のダイエット化の見通し、それから、金額がそれだけ張っちゃうことによって町の財政に及ぼす影響、この2つをお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど、鈴木茂議員の中でもお話はさせていただきました。基本計画との比較につきましては事業費、現在作業中であります。議員お話しのように資材の高騰につきましては、コロナ禍の影響プラスロシアの問題、このことも含めて大変心配されるところであります。 面積については、先ほどもお話ししましたように400平米、13%ほど面積が増となっておると。これも含めまして、この資材の高騰、ダイエット、先ほど申し上げましたように天井高落とすことで部材が大きく変わります。小さくなります。3メートルのものを2.7メートルにしたことによって総体の材料の大きさが変わる、それから、階段、資材については徹底して汎用品を使う、市販品を使う。それから、先ほど申し上げましたように外装は本当に平米2万円とか3万円とかするような高いセメント、成形板はいらない。トタンと申し上げますか鉄板でよろしいというような話をさせていただいております。 当然先ほどお話ししたように、設計会社も15億5,000万円という数字、これしっかり掌握しているわけですから、それにできるだけ近い数字を持ってきてくれるんではないかなと私は期待しておりますし、当然施工するに当たって材料が手に入らないもの、これを指定することができないということでかなりご苦労なさっておるだろうと思います。完全に手に入ると確定的なものだけを指定した、そういう建物になるだろうと。このような思いでおりますので、今、設計会社では大変な思いをしているだろうとは思うんでありますが、できる限りこちらの意を酌んでいただけるようなお話をさせていただいておりますので、その結果を待ちたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) できる限りのダイエット化、力を注いでいただきたいと切に思っております。 これをもちまして、塙町の発展と町民の幸せを願うとともに、このたび退職される事務局長、課長、室長、職員には長きにわたり塙町発展のためにやり遂げられたことに敬意を表し感謝いたします。ご苦労さまでした。 これで、5番議員、七宮広樹の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) これで、5番、七宮広樹君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時19分               再開 午前11時30分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △下重義人君 ○議長(割貝寿一君) 次に、6番、下重義人君、登壇願います。 持ち時間は12時30分です。 下重義人君。     〔6番 下重義人君登壇〕 ◆6番(下重義人君) 今回も前々回同様、また、お昼に絡んでしまいますので、早速質問に入りたいと思います。 1、道路改良事業計画が進む中、車両と人の流れの変化により町及び商店街の影響に関して伺いたいと思います。 (1)国道の路線変更、町道の道路改良事業などにより車両、そして、人の流れの変化により商店街に何らかの影響が出ると思われますが、今後の町の考えを先に伺ってまいります。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの国道、町道の改良事業に伴う町の商店街の影響についてということであります。国道289号線の道路改良、そして、町道北野・松岡線の道路改良、これを進めております。町としては、町道北野・松岡線の道路改良を進めております。 確かに、道路改良によりまして物流、車両、通行等には利便性は大変大きくなると、このようには思っておりますが、議員がご指摘のように各道路改良によりまして人の流れが変わり、特に大字塙の商店街、町の拠点施設であります道の駅への売上げへの影響等々、交通が便利になれば通過区域ではない商店街の影響は少なくないと、このようには考えております。 当然、町としましても商店、そして、道の駅、観光協会等々の今後の在り方について検討しなければならないと、このように考えておりますし、先ほど、七宮議員の中でもお話はさせていただきましたが、定期的なイベントの開催、空き店舗の利活用による集客アップ、そして、自転車等のイベントの利用。塙町に目的を持って来ていただける、ご来町いただけるような町づくりが求められると、このように思っております。 町の知名度アップということで観光、農業、商業が連携しながら進めていく体制を構築してまいりたいと、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 今の答弁の中にも、説明の中にもやはり現在国道289号線、北野地区のバイパス事業ということで、本来であれば八幡地区の簡易局、あの辺に当たるのかななんか思ったんですけれども、大分路線が変わるみたいで、松栄商事さんのほうの事務所のほうに流れが変わっていくのかなと。また、今年度予定の川上・東河内線、あの辺の道路もやはり、道路ができるとかなりあの辺もやはり変わってくると思います。 もちろんやはり、そのほか県道矢祭山・八槻線、あと、やはり身近な町道北野・松岡線です。それがやはりできると道路の流れ、人の流れもかなり便利にもなりますけれども、やはり商店の方々は、実際私も商店の方にそのような相談を受けたんですけれども、流れが変わるとやはり旧市街地、旧市街地ではないですね、現在の市街地である商店街がやはり寂れていくような流れになっていくのかなと。 こういうのも踏まえてやはり何らかの考えを起こしていかなければ、それをではどうしろというとなかなかやはり、結果的にはこうしろああしろというんじゃなくて、やはり案内板の考えとか、あと、実際私は八幡地区で仕事をやっていたときもよく湯遊ランドの案内だとか聞かれたんですけれども、走ってみると、私らは湯遊ランドはどこにあるかというのが分かるせいか気がつかなかったんですけれども、遠方から来た方は、やはり看板がない、意外と八幡地区にあるJAのスタンドあの周辺にもちょこっとあるんですけれども、湯遊ランドの看板じゃなくて塙の看板が大きく見えるだけで湯遊ランドの看板が、肝腎要の看板がなくて、スタンドの方がよく言うんですよね、忙しいのに道を聞かれるんだと。そういうようなちょっとした気配りとか看板の設置なんかもしてもらえれば大いに誘客につながるのかなと。 現在やはり289号線が路線変更になると塙の中心から離れていくような、道の駅の案内板でもなければ北に向かって棚倉のほうに向かって流れが変わっていくのかなと。そういうのも考えながら道路の整備なんかも進めて、そうであればそれなりに町のほうも考えて、道路の改良事業なんかもやはり行政も考えていかなければならないのかなとは思います。 今後そういう中心市街地に誘客につながるような看板の設置なんかは考えていないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これは、私、ずっと温めておった考えなんですけれども、やはり年間20万から30万近い方がご来店になる道の駅はなわ、これをそのままにしておく必要はないだろうと。ここに大きな看板をつけて町の中を歩いていただけるような、それも大変都合のいいことには、ラーメン屋さんと申し上げましょうか、おいしい食堂がたくさんございますので、それを巡れるような看板づくり、これはずっと温めておりました。 なかなか予算のこともありますし実行はできなかったんでありますが、これからは、まず、町の中を歩いていただくということを一番の基本に考えながら看板づくり、これをしっかりと考えてみたい。 ただ、我々ではどうしてもセッティング、それから考え、それからデザイン等限界がありますので、それなりの専門家、先ほどお話をいたしました岸本さんなんかのご意見もいただきながら、しっかりセッティングできればと申し上げますか、計画できればと思っております。 ぜひ担当課にお話をして、しっかり取り組むような話はさせていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) そうですね。意外と塙町はなんかすごくラーメンのおいしいところなんだということで、そういう日頃の情報とか、現在、今、ラーメンのおいしいところだというと、そういうのをやはり活用して誘客につなげたり生かしていけば、お金をかけたからいいというものでもないような感じします。 今、町長もやはり気持ちの中でそういう温めているものがあるというのであれば、そういうのもやはり一つの活用してもらえればと思っております。 これは、看板のことですから、今後のことも踏まえて一目で分かるような看板の設置をぜひともしてもらえればと思いつつ、2番のほうにいきたいと思います。 新型コロナウイルス新変異株オミクロン株が猛威を振るい歯止めがかからない状態になっていると思われます。町の今後の考えということで、昨日あたりも5名の方、感染者が出ているということで、町の今後の対応を伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、感染防止対策ということで捉えております。この感染症対策といたしまして、現在、IP告知、ホームページ、広報紙等で基本的な感染対策を引き続き周知、お願いするほかに、ワクチン接種を希望される町民にできるだけ速やかに接種できるように町内医療機関等のご協力をいただきながら可能な限り前倒しで接種を進める。このことで感染防止の推進と申し上げますか強化にさらに進めればと、このように思っておりますので、しっかり接種をしていただくことでの感染防止対策、これを強く打ち出していきたいなと思っております。 そして、当然この流れの中でお話しさせていただきますけれども、3回目の接種の進捗状況、これも本来1月から3回目の接種を開始しております。医療従事者、そして、高齢者施設の従事者、そして、入所者の接種をはじめといたしまして、2月中にこの医療従事者、そして、高齢者施設の従業員の方、従事者、そして、入所者の接種、これは2月中におおむね接種を完了しておりまして現在は一般高齢者を中心に接種を進めております。3月中旬には一般高齢者の接種をおおむね完了いたしまして、引き続き64歳以下の方の接種について計画的にしかもしっかりと前向きに進めてまいりたいなと、これが一番の今の予防、感染防止対策になる、こういうふうな思いでおります。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 今現在、3回目のワクチン接種を行っているわけですが、本来であれば、塙町勤労福祉会館が会場なわけですけれども、現在、所得税住民税の申告相談会場になっております。恐らく各医療機関を使って平日はワクチン接種を行っているわけではありますけれども、3月15日で終わると思いますので、それ以降の接種会場というのはどのように考えていくのか。今後やはり同じく医療機関を使って接種するのか、それとも塙町勤労福祉会館のほう一本化で接種会場としていくのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、ご質問の件でございますが、今、お話あったとおり3月15日申告というかが終了しますので、それ以降は集団接種ということで勤労福祉会館のほうで取り組んでまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 今までどおりということになりますね。 (2)番、新型コロナウイルス感染拡大に向けての迅速な3度目の経済対策が必要ではないかということで、第1回目の対策は令和2年10月に全額補助として町民1人当たり2万5,000円の塙町エール商品券として配布されております。2回目は、同じ対策として令和3年に新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時給付金を活用し、現在、対策事業の一環として全町民に直結する1人1万5,000円の商品券交付事業となりましたが、コロナ感染の6波の対策として、今現在、6波が猛威を振るっているというような感じなんですけれども、その中で3度目の経済対策はどのように考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ただいま議員のお話のように、令和3年度におきましては新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金として総額1億4,419万5,000円が交付されます。この交付金を活用いたしまして経済対策として主に塙町エール応援商品券交付事業、農商販売力低下対策事業への合計1億5,357万4,000円の予算を計上いたしております。地域の経済活性化、そして、町民の生活支援に取り組んでまいったところであります。 令和3年補正予算、これは令和3年12月に国の補正予算が成立いたしました。それに伴いまして追加の交付限度額が示されました。塙町では1億2,210万4,000円が交付される見込みとなっております。この予算成立した時期が12月ということもありまして、令和3年度補正予算で対応するより、新年度で現状に即した事業を計画し対応することで現在進めておるところであります。 現在、各課への経済対策や感染症対策等、この交付金に即した事業の計画依頼、昨年同様6月の補正予算で計上、令和4年度における新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金事業に取り組んでまいりたいと考えております。予算計上の際には議員各位のご理解をいただきたいと思います。 ただ、現況、これは大変な世界的な混乱の中で商品の値上がり、ガソリン等々大変な、生活が圧迫されておる状況であります。この状況、私、今、6月とは申し上げたんですが、もうちょっと現状をよく見た上で、町民の経済状況によっては、もうちょっとこの経済状況を見極めた上で9月の定例会等の予算計上、これも今の状態ですと1万5,000円全額をエール商品券に配ったとしても1万5,000円。ただ、この状況によっては基金の一部取崩しをしてでも増額して渡すことも検討したいと、このようには考えておるところであります。これはあくまでも町の経済状況、皆さんの生活、困窮状態という言い方は何なんですけれども、大変厳しいものがあるので、もうちょっと見極めた上で決定をしていきたいなと、こういうふうには考えておるところであります。 なお、詳細については、課長より答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 令和4年度の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、これを利用した事業でありますが、現時点で1億2,210万4,000円の交付限度額が示されております。 令和3年度同様に現状に見合った感染症対応に対応する事業というものを各課のほうで現在計画をしていただいているところです。 町長が申し上げましたとおり、順調にいけば6月の補正で予算及び事業の計上というふうには考えておりますが、世界の状況等も踏まえてもう少し状況を見なければという部分の中では若干遅れる部分も出るかもしれませんが、今のところ6月の予定で進めていければということで業務については進めている状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 柔軟な対応というのは確かにいいのかなとは思いますけれども、その柔軟な対応はやはり、もしもっと悪化した場合はやはり9月まで待つとか6月とかまで、6月といったって、今、3月ですからね。早めの対応というのか、やはり柔軟な対応でひとつよろしく、お願いという言葉は使っては駄目だと言われたんですけれども、お願いするしかないのかなと感じはしますけれども。 本県は3月6日でまん延防止等重点措置が解除となりましたが、まだまだやはり、先ほど言ったように、先日もまた5人の感染者とか、まだまだやはり新規感染者の数を見ると歯止めがかからない状態に陥っているということで、やはり感染防止のために感染防止対策もことながらやはりこの冷えた経済を一刻も早く立て直す迅速な経済対策が必要なのではと思いますので、ぜひとも考えて早急な考えをしてもらえればと思います。 それでは、大きい3番にいきます。 米価の大幅な下落に影響を受けている稲作農家の生産意欲の維持向上を図るため支援策を伺いたいと思います。 (1)県の予算で県産米生産意欲向上支援緊急対策で令和4年度産用の水稲種子、種を購入した農家への支援とあるが町ではどのような形で支援を考えているのかということでこれ通告したわけですけれども、その後に郵送されて、私も農家を営んでおりますのでがっかりした数値が書かれた助成対象、作物作付実施面積1反歩当たり、1反歩10アール当たり、どうも金額があまりにも小さくて見えないんで、もしこれ説明してもらえればお聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 米価下落に対しましての支援要請、これはJAさん、そして、稲作農家の方々からいただいております。町村会でも協議となりまして、それぞれの町村の事情もあり、最終的に棚倉町との足並みをそろえた格好、塙町として足並みをそろえた格好になりまして、両町とも1月の臨時会を開催し、10アール当たり525円の補助を行うこと、こういう決定をさせていただきました。 なお、詳細、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 下重議員のご質問のとおり、県では令和3年度補正予算で福島米生産意欲向上支援緊急対策事業を計上して、種子購入代金の3分の1相当額の支援を実施するということで決定しております。 令和3年産米は、新型コロナウイルス感染症の影響などで価格が下落し、米生産農家が大きなダメージを受けていることは承知しております。 ただし、コロナ禍だけの影響で米価の下落が起きているわけではないことはご承知のことと思います。引き続き、令和4年産米においても厳しい状況が予想されますが、町は米生産農家の作付意欲の減退から作付地の縮小による耕作放棄地の拡大を防止する必要があると考えまして、米生産活動を継続する農業者を支援するために塙町水稲生産意欲向上支援緊急対策事業を実施することといたしまして、1月の臨時議会において補助金299万3,000円を計上して可決していただいております。 県と町の支援方法の違いは、事業実施体の違いのみです。県は、全農福島に補助するということになりますが、町は米生産農家に直接補助金を交付いたします。補助金の単価は、県と同様に種子代金の3分の1相当額ということで計算いたしますと、10アール当たり525円ということでやっております。3月上旬に発送いたしましたので、営農計画書とともに記載され実際に栽培された水稲面積を基に補助額を確定して支援してまいりたいというふうに思っております。 以上、県と町と合わせて種子代金の3分の2相当額を助成できるというふうなことで、米生産農家を支援してまいることになろうかと思います。 額が1反歩当たり525円ということで低いのではないかというお話だとは思うのですが、今回の補助制度ですが、どういった経費を対象にしてどのように支援していくかということだそうで、その助成によってどのような状態にしていくかという狙いがございますので、町としては、今回は所得補償の意味ではございません。また、助成対象を汎用性のある肥料や農薬とかでもなく米の作付のための水稲種子等の購入費用を対象として助成することで稲作農家の生産欲維持や耕作放棄地の増加を防ぐという目的で制度を設計しておりますので、若干金額が低いというふうにお思いになるかもしれませんがご理解をいただきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) これ郵送されて、1反歩当たり、10アール当たり525円ということで。それを考えると水稲種子代にはとてもとても追いつかない価格かなと思ってはおりますけれども、これはこれで仕方ないとしても、私が言いたいのは、米農家がますますやはり離れて生産意欲につながらないんじゃないかなと。意欲が半減どころじゃなくなるような、本当に皆さんやめる方が多いんじゃないかなと。それをやはり心配しているんです。やはり担い手の不足とか、ますますやはり荒廃された、作付がなされていないような田んぼがますます増えていくんじゃないかなと、こういう種もみ代なんかは別にどうでも構わないんですけれども、やはりそちらのほうがすごく重点で心配しているところであります。今後やはり何らかの対策は必要ではないかなと思います。 お昼になりますので、あまり、ゆっくりしゃべらないで早くしゃべりますから。 次に入ります。 4、流域治水対策として大雨時に雨水を田んぼにため、下流地域の浸水被害を低減させる田んぼダム事業に関して町の考えを伺いたいと思います。 この田んぼダム事業に関しては、県がやはり大きく新聞等で報道されていましたので、この田んぼダムというのは塙町の地形を見ると特徴ある地形、私も何度も一般質問の中で災害時のことに関して述べていますけれども、やはり特徴ある地形のために内水氾濫、あまり内水氾濫は私分からなかったんですけれども、ちょっとやはり担当課のほうに聞いて内水氾濫対策をなお一層強化していかなければならないと私は思いますので、これやはり田んぼダムなんかを活用してやってみたらいいんではないかなと思いますので、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この田んぼダム、私たまたまテレビで実際に放映されているのを見ました。水口に水位を調整する器具をつけることで田んぼに水をためると。偶然その状況を見ておって、これはすごく面白いなと興味を抱いておりました。 タイムリーに質問をいただきまして、本当にこれから特に議員のお住まい周辺の田んぼ、これ町の内水にとっては大変影響の大きいところであります。この田んぼでこのシステムをしっかり投入してくれると申し上げますか導入していただけるようであればかなり大きな効果が得られるのではないかという思いも持っておりますし、ぜひこの中身の検討、これは早急に進めていきたいなと、このように思っております。 ただ、本当に表面的なというかテレビでさっと見て、こうやって水をためて保水する、なるほどね、というふうなもので見ましたので詳しくは覚えてはおらんのですが、これ1回で質問いただいたときにはあれだなということで分かりまして、ぜひ検討させていただきたいし、また、小さな田んぼ1つ、いわゆる小面積ではどうしようもないので全体で利用できるようなご支援もいただければ町のほうでもぜひ検討を進めてみたいと、このように思っています。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) これやはり田んぼダムというと今の現在の中心市街地、台風19号のときも浸水した箇所の上流部というと、どうしてもやはり上渋井のほうとか、あとはそういう渋井ばかりじゃなくて笹原地区とかあの辺に災害が集中したところにこういう田んぼダム事業というのは、やはり田んぼの排水溝に小さな穴の開いた調整板などを取り付けて雨水を一時的にため、時間をかけて少しずつ流すことで河川や水路の急激な水位上昇を軽減するという仕組みということでありますけれども、私もまだまだ勉強不足ですけれども、現在、今、上渋井地区もおかげさまをもちまして本当に令和4年度からちょうど北野・松岡線が着工に入るのかなという感じですけれども、それに踏まえてやはりこの形が悪くなった田んぼの整備事業なんかも今後推し進めていかなければならないということで、ちょっと区民の皆さんには私もその辺もちょっとお願いしているところではあるので、やはり後々にはこういう、どうせ農地の整備をやるんであれば田んぼダムというのも農地の作付している皆さんに理解してもらって、協力を得ながらこういうのも進めていかなければならないのかなと考えております。 町長もやはりこういうものに、ある程度上流部の、下流部の被害の多い場所をやはり心配してというわけではないですけれども考えて、上流部のほうでもいろいろと考えた事業を起こしていかなければならないのかなと思います。 そういう機会がありましたら、町長自らやはりそういう集会のときに集まって、やはり町のほうからの協力というのも必要かなとは思います。そのときには、もし協力してもらえるのであれば、そういう機会に集まってもらえるのであればということで、ちょっと町長の考えのほうをもう一度だけ最後にお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 テレビで見た限りは、それほどお金のかかる工事、作業ではないというふうな感じを持ちました。まだまだ勉強しなきゃならんことではあるんですけれども、もし渋井地区の皆様方にご協力をいただいてセッティングを許可されたとすれば、かなりの成果を期待できるだろうと、このように思っておりますので、お誘いをいただければぜひ行ってお話をさせていただきたい、このようには思っておりますんで、ぜひお取り計らいをお願いしたいと、このように思います。 ○議長(割貝寿一君) 下重義人君。 ◆6番(下重義人君) 今後、あってはならない、この前各家庭に新しい防災マップが配付されましたけれども、ああいうものをというかあれに目を通して、やはり今後そんなに遠くないうちにまた大きい災害、水害が発生するんじゃないかなと思いますので、自らやはり自分の身は自分で守るような考えをしてもらうためにはやはりぜひとも、せっかく、本当は今日、防災マップのほうも持ってはきたんですけれども、すばらしい防災マップでありますので、やはり町民自らやはりあれに目を通して、災害のあったときには自ら災害を受けないように気をつけてもらいたいと思います。 今後、塙町のさらなるそういう災害がないようにお願いして、私の一般質問を終了したいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) これで、6番、下重義人君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後零時08分               再開 午後1時20分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △菊地哲也君 ○議長(割貝寿一君) 次に、2番、菊地哲也君、登壇願います。 持ち時間は2時20分までです。 菊地哲也君。     〔2番 菊地哲也君登壇〕 ◆2番(菊地哲也君) 2番、菊地哲也です。 通告に沿って質問してまいります。 昨日発表の県内コロナ感染者数ですが、過去3番目となり、全国的にもコロナ感染がまだまだ収まらない状況の中で、軽症や無症状の方の自宅療養が大変増えています。そういった中で、食料が足りなくなって困ったという話を報道などでよく聞きます。独り暮らしの方や、子供さんがいるひとり親家庭などで困るところも現実にあると思います。自治体の中には、食料支援やパルスオキシメーターの貸出しなどを始めているところも出てきていますが、塙町における自宅療養者の支援について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 自宅療養者への支援というおただしでありますが、塙町では、令和3年12月20日付で県と新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に係る事業連携に関する覚書を取り交わし、体調管理に必要な書類や血中酸素濃度を測るためのパルスオキシメーターのほか、必要に応じて数日分の食料を配送しておると、このように報告を受けております。引き続き、県と連携しながら必要な支援を進めてまいります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この支援というのは、無料ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 内容的なものでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、パルスオキシメーター、それから食料の支援ということですが、これについては無料で行っております。 と申しますのは、先ほど町長が申し上げましたとおり、福島県と町との中の連携の覚書ということで、本来であれば、全てコロナの部分に関しては福島県、ここでいいますと県南保健福祉事務所(県南保健所)が管轄として取り扱うべきものなんですけれども、この間の第6波関係で相当の数が増えているということで、県のほうでは全て対応し切れないという形での町との覚書ということになっておりますので、県の執り行う事務について、町がその部分を覚書の中で連携してやっていこうというような形で進んでいる状況であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 感染者数の増加、また無症状、軽症者が多いという状況の中で、濃厚接触者の自宅待機が7日間に短くなったり、陽性者の同居家族等以外は、陽性者本人が判断、連絡するということになったり、状況が変わってきています。 この濃厚接触者への対応、また支援についてはどのようになっているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 濃厚接触者の対応ということでありますが、支援につきましては、基本的に県が対応しておりますが、必要に応じて県と連携しながらの対応と、こうなります。このように捉えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この濃厚接触者なんですが、濃厚接触者指定といいますか、それが随分微妙なラインで変わってきていると思うんですが、その認定というのはやっぱり保健所からの連絡ということなんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 対応の具体的な内容ということでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 現在の濃厚接触者の取扱いですが、まず第一番には同居家族ということですね。 それから、陽性者がマスクなしで手を触れる範囲1メートル以内で15分以上マスクなし、いわゆる感染対策をしないでということなんですが、その濃厚接触者の決定については県が行っております。と申しますのは、今は覚書の、先ほどお話ししましたけれども、内密といいますか、非常に取扱い注意ということで、その家というか、その方を特定して県のほうから私のほうにというか、事務局に連絡が来るんですが、基本的には町はそこは知らないことになっておりますので、あくまで県が調査をして、県のほうで濃厚接触者というような指定をしている状況であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 塙町では、新型コロナウイルス検査助成ですか、会社のほうで陽性者が出て心配な人は、検査をするときの助成金というんですか、それを塙町はつくっているんですが、その制度ができたときはタイムリーで町民も助かるだろうと思ったんですが、今回の3月補正でこの助成金があまり使われていないようなんですが、この助成金の利用状況を改めてお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 コロナ検査助成金の利用状況ということでございますが、令和3年7月1日付で「塙町PCR検査等費用助成事業実施要綱」を制定いたしまして、助成事業を実施しております。現時点での利用状況はPCR検査3件の助成実績となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この検査は結構みんなしたがっていると思うんですが、なぜこの3件にとどまっているかという理由というんですか、何か考えていられるところがあればお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細ですが、内容についての掌握はある程度していると思いますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、お答え申し上げますが、まず、この助成事業というか、制度設計をした段階、7月の段階でありますが、その制度設計をした中身といいますのは、町内の在住者、それから事業所に勤務している方ということで、当時の、コロナの感染症が、ある事業所で感染者が出ましたとした場合に、県のほうでいち早く濃厚接触者の指定をします。そうすると、濃厚接触者については行政検査ということで、県のほうで検査機関を紹介してそれは検査をします。それで、それでも多分自分も近くにいてという方がもし検査をしたいというのであれば、この制度をお使いしましょうという形でした。 ところが、ところがと申しますか、当時はそれほどの件数がなかったというのが事実でありまして、それほどの要求がなかったというふうに私のほうでは認識しております。 現在、第6波ということでかなりの、今度オミクロンという形になってきましたけれども、この段階になりますと、福島県が、令和4年1月3日から県内の各薬局であったり、そういう部分について無料の検査制度を設けました。それにつきましては、その制度をかなりの方は活用しているというふうに伺っております。 それと、発熱があったり症状がある場合には、もう直接医療機関に行って検査をしているというケースで、いわゆる保険適用の検査が多くなっておりますので、無症状の方が検査をするというような形は県のほうの制度を使いながら進んでいるということで、町としてへの要求というか、その要望はほとんどなかったというような状況になっているところです。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、5歳から11歳までのワクチン接種について伺います。 各地で小学校や児童施設などでの感染が拡大しています。各自治体では、5歳から11歳までのワクチン接種が始まるところも出てきていますが、塙町ではいつから始まる予定なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 特に関心度が高い5歳から11歳までのワクチン接種について、これ、町では事前の希望調査を実施しております。対象者の6割程度の方が接種を希望しておるという状況になっております。 そして、ワクチンの接種に当たりましては、今、小児科医による接種ができるようにということで、医療機関と日程等を調整しながら郡内4町村で連携して接種を進めてまいります。町村会においても、接種について郡医師会へ希望、要望を行っておるところであります。 接種状況については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、実際にいつ頃から実施できるのか、取り組めるのかというご質問でございますが、当初このワクチンのお話が出て、郡内の各担当といいますか、担当している課を含めて協議をしました。 そんな中で、なかなか、小児ワクチンですので小児科医が対応するということになってきますから、今の一般のワクチン接種とはちょっと様子が異なるということでございました。それで、郡内では塙の厚生病院もありますから、そこにある程度打診をしたんですけれども、なかなか日程が取られないというような話であまり進んではいなかったんですけれども、ここに来て、棚倉町は個別接種を、個別というか個人の医療機関があるものですから、3か所ぐらいで受けていただけるのではないかという話になってきまして、そうしますと、塙厚生病院で対応するのは塙と矢祭と鮫川の分であるということと、塙厚生病院も非常に協力的になってきてちょっと話が進んでまいりました。今の、とにかく今現在の話ですが、3月末から取り組める状況になってきているのではないかということで進めている状況であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 5歳から11歳というと、小児科医が打つということでなかなか大変なご苦労があるとは思いますが、この希望者で今6割という数字が出てきましたが、今回、副反応などで、それが心配で接種を見送った子供さんが今後接種を希望した場合はどのように対応していくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) ご質問にお答え申しますが、今やっているワクチンと同じで、まず一時的に集約をして、多くの人数といいますか、それを取り組んでまいります。 それから、その後に接種の希望があれば、その都度個別というか取り組んで、最初の単位は30人ぐらいになるかと思いますが、それは取りこぼしのないように希望があれば取り組んでいくというような形で、段階に分けて進めていくというような形で対応していくということになります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 取りこぼしのないようにということで、その希望をしなかった場合、希望しなかった人が今度、やっぱりしたほうがいいなということで、したいとなった場合のその期限ですか、最終期限はいつ頃を設定しているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 現在、厚労省のほうからお話というか、通知が来ている分については、今のコロナワクチンの関係については令和4年9月30日までというようなことになっております。 これが、全国的に見合せがあったりとか、いろいろな考えで遅れてくるようになれば、またそこで改めて期限というのは表示されるのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 子供さんも保護者も、副反応というのが、まして小さいということで心配だと思うんですが、我々も2回目やったときなんかはよく発熱なんか出たりしたんですが、今のお話聞くと、小児科医の関係でなかなか難しいと思うんですが、接種日を例えば休日前に設定するとか、そういった考え方も必要ではないかなと思うんですがいかがでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) お答え申し上げますが、確かにそういう配慮はしていきたいというふうに思っていますけれども、病院そのものの実態もありますし、全てが全て副反応ということもないと思いますので、現在のところは、なるべく打ちたいという方の数に応えられるように日程のほうは週3日ぐらいですか、1日30人ぐらいというふうにイメージしているんですけれども、というイメージしているんですが、数を多く打つという、ワクチンを接種して感染予防のほうに入るというような考えで進めております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それと、子供の接種ということで、子供同士の中で、例えば6割ということで、接種した接種しないというのですか、接種した子と接種しなかった子との区分けというのですか、差別のような形にならないような工夫も必要ではないかなと思うんですが、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) お答え申し上げますが、国のほうでは、いわゆる必ず受けましょう、受けていきましょうという努力義務から外したという経過があります。 それはなぜかというと、やはり心配であると。今コロナのワクチンを打って、今のところ何でもないですが、お子さんですから将来にわたって不安であるという部分はあると思いますが、そんなことも含めてきちんと丁寧に説明はしていきたいというふうに思っています。そして説明もしているところです。 お子さん間のそういういさかいといいますか、差別という部分については、やっぱり保護者も含めてそこはきちんと説明を重ねていくしか方法はないのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。
    ◆2番(菊地哲也君) 塙町でも子供たちの感染があり、塙小、笹原小でも数日間休校となりましたが、町では子供たちの学びを止めないということでタブレットを1人に1台整備しましたが、今回活用されたのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、菊地議員のおただしに対しまして説明申し上げます。 今回、コロナウイルス感染症の中で休校についてですが、笹原小学校におきましては、令和4年2月14日から2月18日まで休校といたしました。この間、4年生から6年生まで、4、5、6ですね。17日に保護者にタブレットを取りに来てもらいまして、まずは健康観察、それをタブレットで行ったと。それと併せまして、国語、算数のオンライン授業を行っております。学年別でいきますと、6年生についてはプラスすることの社会科の動画を流したと、5年生については体操の動画を流したというような報告が入っております。 なお、1年生から3年生につきましては、プリントを渡して学習を行ったということになっております。 続いて、塙小学校でございますが、令和4年3月2日から令和4年3月4日までの休校となっております。1年生から6年生、全学年ですね。これらにつきましては、この休校になる以前から何かのためにということで渡していたプリントがたくさんあります。そのプリントを使った学習をしていただいております。 なお、4年生だけなんですけれども、3月1日が一斉下校となったわけなんですが、その時点でタブレットを持たせて健康観察を行ったということとなっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) タブレットは、私らからすると勉強だけに目が行っていたんですけれども、そうやって健康観察もできるということで、大変有効に使われていることが分かりました。 それでは次に、子宮頸がんワクチンの接種について伺ってまいります。 子宮頸がんワクチン接種は、かなりの確率でがん予防効果があるということで、2013年、国が定期接種とし、積極的に勧奨しましたが、その後、全身の痛みなどの副反応の報告により積極的勧奨を中止していましたが、昨年10月に積極的勧奨の再開を決めました。 塙町でも、ワクチン接種が令和4年度の当初予算に入っていますが、具体的にどのように進めていくのか、町の対応について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの子宮頸がんワクチンにつきましては、平成25年4月1日施行の改正予防接種法で定期のA類疾病に位置づけられ、小学校6年生から高校1年生の女子を対象に市区町村による接種勧奨及び接種が開始されました。 議員のお話のように、接種開始後、接種後に疼痛や運動障害を中心とした多様な症状の報告が相次ぎ、同年6月に厚生労働省から「市区町村長は、接種の積極的勧奨とならないように留意すること」との通知がありまして、接種の積極的勧奨を差し控えることとなりました。 その後、昨年11月の厚生科学審議会で積極的勧奨の差し控えを終了することが承認されまして、令和4年4月から個別の接種勧奨を再開するよう国の指針が出されております。 町といたしましても、国の指針に基づきまして、令和4年度当初予算に接種勧奨や接種委託料等の必要な予算を計上いたし適切な対応をしてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それで、積極的勧奨を止めていた期間、1997年度から2005年度までの9学年分、全国で約数百万人の対象女性がいると言われていますが、厚労省では無料接種を検討しているという報道がありますが、町に、この件につきまして国または県から何か通知、指示が来ているのか。それについて、また、町の対応について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 内容的な説明ということでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、お答えを申し上げます。 まず、今ご質問にありました勧奨中止の方について、国は「キャッチアップ接種」というような言い方をしておりまして、その方々につきましては、町としましては当然案内を、塙町に住所のある方については案内を出していきます。いろんな形で接種を受けてくださいというような形で取り組みます。料金についても、25歳までのその範囲であれば、そこについては当然無料という形での対応になります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それで、ワクチン接種、あくまでも勧奨ということもありますが、あくまでも本人の意志だと思いますが、先ほど話に出たコロナワクチンですね。 コロナワクチン接種と子宮頸がんワクチンの接種間隔というのが短くなったり、これダブってくるというふうなことも心配になってくると思うんですが、そういったことについて国・県から何か指示があるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、接種期間のダブりといいますか、その部分でございますが、国からの指示ですと13日間は空けてくださいと。 これは全てのワクチンについて言えることなんですけれども、13日間は空けてくださいというようなお話がありますので、その期間は空けて接種をいただくというような扱いになるかと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) では、次の質問に移ります。 塙町では、コロナの影響で都市交流事業がなかなかできないということで、昨年2,200万円の補助金を使ってサブスクリプション事業、「ぬかどこ定期便」が始まりました。外での飲食を控える中、巣籠もり需要、健康志向、プチぜいたくということで全国的にサブスクへの需要、関心が高まっています。塙町でも始まったばかりですが、当初の売行き、登録、申込みはどのくらいあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的な数字等となりますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 議員のご質問にお答えいたします。 改めて今回のサブスクリプションの展開に当たっての考え方を説明させていただきますけれども、米とか野菜だけの販売では既に多くの事業者が実施しておりますことから、その中に埋もれてしまうというふうなおそれがあることから、独自性があり、ストーリーのある商品づくりを検討しました。 その結果、議員もお話しのとおり、健康志向の高まりとコロナ禍による自宅で過ごす時間が増えていることから、自宅でぬか漬けを漬けるという人が増えてきているということに着目しまして、ぬか床と野菜をセットにした商品を開発しました。 「はなマ」ですが、「はなマ」の注文受付が11月15から始まりましたが、3月9日現在でぬか床と野菜をセットにした定期便利用者、サブスクリプション利用者は20件、定期便オプションのお米を購入した方は1件となっております。定期便のほか、自由に選べるアラカルトが計11件となっております。11月15日から開始して3か月が経過して、定期便が20件と伸び悩んでおりますが、これまで定期便を申し込んでいただいた20件で解約された方はおりません。商品には満足されているのではないかと思います。今後もさらなるPRに努め、申込件数を増加させるよう関係者で協議してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この「はなマ」、商品には自信があるという、解約もないということですが、ハナワクジラが泳いでいた昔海だった町で、久慈川などの源流の水、そしてミネラル豊富な貝化石を使った米ぬかと、商品のコンセプトは大変すばらしいと思います。 それで、商品のラインナップもお試し商品というんですか、安くそういうのもそろっていまして消費者とすれば入りやすいと思うんですが、何というかあまり聞かないんですよね、この「はなマぬかどこ定期便」というのは。都市部がこういうの、サブスクですから都市部を相手にするということもあるんでしょうが、あまり話題になっていないということで、もっと宣伝、PR活動があってもいいのではないかと思いますが、どうなんでしょうか。伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 「はなマ」事業のターゲット層が、塙町に簡単に訪れることが難しい首都圏の方、ぬか床と野菜をセットとした商品であることから、健康志向の高い方としてPR方法を検討いたしました。11月15日の受付開始前に一部再開した都市交流事業において、来場者にQRコードつきのチラシなどを配布してまいりました。 さらに、個々の名称はこの場では控えますが、ウェブメディアをメインに37社へプレスリリースいたしまして掲載をいただいております。また、農林推進課、町振興課職員も名刺サイズのPRカードを携帯しまして、町外出張時や県内出張時に配布してPRをしてまいりました。東京塙会の会報であるふるさと情報にも12月号、1月号とQRコードを掲載しながらお知らせしてきたところでございます。 その他といたしまして、協力連携する埼玉女子短期大学の学生さん22名ですが、この方々をアンバサダーというふうに位置づけまして、実際にぬか漬けを漬けてもらいまして、その画像を定期的にSNSにアップしていただき、ぬか漬けの魅力と塙町の魅力を発信していただいております。本年1月には、大人の女性向け雑誌3誌にお試しセットの懸賞広告の掲載も行っております。 今月以降は、単独、そういったECサイトだけではなくて、大手新聞社のIDショッピングサイトからも購入申込みができるように取組を強化しておりますが、なかなか宣伝費も限られている中、苦戦しているというのは正直な状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 37社に掲載しているということで、私が目につかなかった部分もあると思うんですが、この広告料も結構、アンバサダーとかあると思うんですが、その辺はどのようなやりくりをしているんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 広告料というか、委託料の中で、このシステムの立ち上げから令和3年度中の運営、宣伝等は全部担っていただいているということになっております。 埼玉女子短大の皆さんの協力費といったものは、ぬか床と野菜を送りまして、それで勘弁していただいておるということで、あくまで協力ということでしていただいてSNSのほうで広めてもらっているというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 先ほど言いましたが、初期費用ですね。 昨年、補助金で2,200万円入っています。そして、毎年の運営費用がかかりますが、令和4年度、今年度は1,600万円の運営費が予算に入っています。毎年これ運営費はかかってくるわけですが、この財源について、前にお聞きしたときは、原発処理水の風評対策の国・県の補助金を充てるということでしたが、その点について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 令和4年度におきまして、サイトの管理、運営費用等で、当初予算におきまして1,600万円を計上しておりますが、事業費1,600万円のうち800万円が地方創生推進交付金となっておりまして、その他は一般財源となっております。 議員おただしのように、以前の説明ではALPS処理水関連の補助金を活用するとしておりましたが、環境省と協議をというか、申請の事務を進める中で、ALPS処理水の放出と本事業の関係性、塙町への影響等のエビデンスが明確でないというようなご指摘を受けまして、結果といたしましては補助金の活用を断念というような結論に達しました。それで地方創生推進交付金の活用に急遽シフトして、半分ではございますが予算のほうの確保をしたということでございます。 なお、令和5年度、令和6年度も700万円、500万円という予算を確保して、本事業を何とか3年のうちに軌道に乗せたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 先ほどPRの話もありましたが、いいものだといっても、やはりこれからは数字といいますか、エビデンスが重要になってくるのではないかと思います。 エビデンスと、コロナ初めの頃ですか、よく「エビデンスがあるのか」なんていうような、テレビなんかでも騒ぎましたが、そのエビデンス、ぬか漬けとか乳酸菌は体にいいといっても、例えば腸内善玉菌がこのような状態だとか、血糖値がこのぐらい下がるなど目に見える参考となる数値というのですか、そういう科学的根拠がこのような健康志向食品にはとても重要になってくるのではないかと思います。 この点につきまして、どのように考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えをいたします。 議員おただしのように、そういったエビデンスが何といっても重要であるということは、竹活用の中の「は☆竹まる」くんのあの事業のほうで痛切に感じているところでございます。そういったことで、やはりそういった数値的なものを出せるように、今後そういった性能を確認いたしまして、そういったものを含めてPRしていくというような体制を組んでいきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) このサブスクシステムというのですか、このぬか床以外、「はなマ」以外の新たな商品、せっかくシステムを起動したわけですが、新たな商品開発など売上げを伸ばすための何か方策を考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えをいたします。 初めに、ここでなぜ「はなマ」という名称にしたかという説明を先にしておきたいと思いますが、塙のマーケットという意味と塙を丸ごとというような意味を含んでございます。そういったことで、現在なかなかサブスクの定期申込者が伸び悩んでいるという状況の中で、4年度以降の課題は何といっても商品アイテムと購入者の増加でございます。 当町には、まだまだ多くの魅力的な商品があります。例えば花卉類、お花ですね。あとコンニャク加工品、あと菓子類、木工製品などで、その他観光も含めたパッケージ商品も開発可能と考えております。言うならば、先ほどのコンセプトにあった「塙丸ごと」ということで、塙町を丸ごと楽しんでもらうようなサブスクの構築を目指していきたいというふうに考えております。商品アイテムが豊富なことで選択幅が広がり、購入者増加につなげてまいりたいと考えております。 これによりまして、本事業の自立と町内の生産者の売上げ向上につなげたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) サブスク事業は、全国的に見てもこれから伸びていく分野だと思います。 また、毎年かなりの補助金も入ります。そして、先ほどお話にありました埼玉女子大の女の子のように一生懸命宣伝してくれる子たちもいます。今後も関心を持って見ていきたいと思います。 次の質問に移ります。 先ほど、10番、鈴木議員、5番、七宮議員が質問されましたが、庁舎建設の質問でございます。 全協で説明がありましたが、庁舎建設の費用が資材の高騰によりかなり増額となる見通しです。返済は最大で5年据置き30年返済ということでしたが、この建設費用がかなり増えた場合、返済計画はどのように変わっていくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 数字的な具体的な内容ということでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、庁舎建設に関しまして、建設費が増加した場合の返済計画というおただしだと思いますが、まず、この役場庁舎の工事に関しまして起債が活用できるという前提でお話を申し上げます。 数字的な部分で言いますと、さきの全協で確定の数字ではなく余裕を持ったかなり大きめの概算事業費ということですが、その概算事業費で借り入れた場合、返済、要は5年据置き、残り25年での償還という形でトータル30年という形になりますが、約8,400万円ぐらいの償還になるという計算になります。そのうち約1,900万円分ぐらいは交付税で措置されますので、実際の単費負担とすれば6,500万円ぐらいかなというような想定をしております。 償還の絡みで、今後毎年の借入れ、要は、庁舎以外の各事業の借入れをどのぐらい起債を起こすかという部分で、例年の平均的な形で6億5,000万円程度の起債を毎年起こしていくというふうに考えて、そこに庁舎建設の事業の借入れ、要は、現時点での概算で約29億円ぐらいの対象事業の中で借り入れる場合には、約21億円から2億円ぐらいが借入れの金額になるのかなという想定をしております。それを5年度以降償還で毎年考えていきますと、大体1番目のピークが令和5年に6億8,900万円、約6億9,000万円ぐらいのピークのときがありますが、6年、7年、8年と6億7,000万円、6億2,000万円、6億円、6億1,000万円というふうな形で9年まではやや減少傾向で償還はいきます。 10年度に、要は、償還が開始しますので、庁舎の償還が開始する頃に6億3,600万円ぐらいの一旦ピークが来て、そこから先は6億3,300万円、6億2,000万円、5億7,000万円とかというふうな形で、そこからは少しずつ下がっていくような償還の計算上はなっているということで、あくまでも29億円近い余裕を持った事業の中で借りられる金額は、多分21億円前後の金額、それを返していくのには毎年大体8,000万円ちょいの金額がかかってくると。それに対して、多少交付税の措置があるということで償還がなると。ただ、それ以外の事業として6億5,000万円ずつ毎年起債を起こしていっても、償還とすれば大体同様の、最大で6億8,000万円ぐらいからの下の数字での償還がされていくような形の計算ですので、それほど影響という部分では出てこないのかなというふうに思います。 逆に言うと、基金等で自己財源で建設を行うという部分が非常に難しいと。逆に言うと、それだけ基金を、毎年仮に20億円かかるということで、1億円ずつ20年間積んでいって、20年後に20億円で本当にできるのかということよりは、起債が起こせるというのがこの事業の中では一番大きい部分がありますので、そういう意味では起債償還の部分の返済に関しては、計算をしても十分対応はできるというふうには算定をしている状況であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、返済が6億円ちょっとという話が出ましたが、25年から30年といいますと、正直言えば私もいないと思うんですよね。 そうすると、その後に続く人たちにできるだけ負担、負債は残さないようにと。これは町長はじめ、町の方もそう思っていると思うんですが、そういう気持ちで、できるだけ庁舎は安く上げないといけないと思って進めていかなければならないと思うんですが。 具体的な話にいきますが、実施計画には、太陽光発電、また、地中熱利用の設備などが計画案に入っていますが、設備に大変費用がかかり、いずれ修繕や更新というような維持費もかなりかかってくると思われますが、再生可能エネルギーの導入やCO2削減目標値などが、今度の庁舎機能緊急保全事業、その条件に入っているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員おただしの市町村役場機能緊急保全事業に取り組むに当たって、CO2削減、あるいは再生可能エネルギー導入についての条件はございません。ただ、私も議員と同じような危惧を持っておりまして、機械を入れる、これは将来、交換等々のメンテナンスも出てくるということで、できるだけ抑えるべきではないかなというのが私の考えであります。その分、庁舎の暖房というんですか、断熱等にお金をかけるほうが将来的には負担が少なくて済むのではないかなという考えもありまして、それを今、当然担当しておる人間に話はさせていただいております。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 町長申し上げましたように、太陽光、地中熱等の部分が緊急保全事業の絡みでは条件としては当然入ってはおりませんが、行政として、そのCO2削減の部分の取組という部分の中で、庁舎にどうなんだという部分、あとはランニングとイニシャルとの兼ね合い、あとは更新時期との兼ね合いというのは十分検討しなければならない重要な事項だというふうに考えています。 ただ、エネルギーを削減する中で、ZEBとかZEB Readyとかというような形で、あとはNearly ZEBというような形で、エネルギーをできるだけ減らしていきましょうという中で、補助の採択となった場合に高機能の空調設備を使えば、当然従来のものに比べると削減がされるということで補助の対象になるということで、同じ空調の機械を入れるとなれば、補助で対応したほうができるだけ財源的には有利になるという部分で考えている面もあります。 イニシャルをひたすら削るためにそういうのを入れて更新時期にかかってしまったのでは本末転倒になってしまいますので、そこはどの程度までが必要なのか、あとは対象になるのかという部分で、今どのレベルならばいけるかというところで調整をしているところなので、確実な形で導入をするという形までは今の段階では申し上げられないのが大変申し訳ありませんが、ただ、町としてもCO2削減の取組という中では、やはり太陽光等は十分検討しなければならない部分ではあるということはご理解いただければというふうに思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、話出ましたが、そういうのを使うと補助金も出ると。 ただ、補助金を狙ってというか、補助金目的でやってしまうと今度は維持費でかかって本末転倒になってしまうということで、本当に、この間、桑折町に見学に行きましたが、そこでも地中熱を使っていまして、そこで聞いてきたのは、やはり思ったほど費用効果はないということはおっしゃっていました。こういう新しい庁舎で新しいものを導入するのは理想かもしれませんが、ただ、予想以上に建設費の増額ということがあれば、先ほど言ったように、補助金もいい話だとは思うんですが、結局、後々のことを考えてやっぱりしっかりとその辺を、費用と効果をしっかり見極めて計画を進めていくべきだと思います。 それで次に、建設費用の増額ですが、材木、資材の高騰がありますが、例えば備品、先ほども話出ましたが、一番最初の見積りが1,500万円、その次が4,000円万、そしてこの間の全協のときに実施計画が出たときに概算で億ということで、当初のそもそも見積りが過小だったんではないかというように思っているんですが、この点について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんの当初の見積りが過小ではなかったのかというおただしですが、基本計画をつくった段階では、正直概算という部分でどこまでが見込むかという部分で非常に悩んだ部分もあります。 ただ、必要以上に計画の事業費を膨らませるということがないように、できるだけ費用を抑えた形ということで、基本計画上の中では、備品の部分については、移転費その他というような形で4,900万円ぐらいだろうということでは見込んでおりました。この間の説明の中でもご説明申し上げましたが、備品で大体1億円というふうな形で上げましたのは、什器メーカーさんのほうに庁舎の配置図をやって、ここに什器を入れた場合にはどんなプランが考えられますかということで概算の見積りを出していただきました。その中で、大体どこの業者さんも2億円前後の什器と。それは、全て入れ替えて新しいものが入って、こういうところにこういうのも置いたほうがいいんじゃないですかという提案も当然入っていますので、かなり膨らんでおります。 2億円を超えるような見積りで、定価での見積りですので、当然入札といいますか、購入の場合には定価よりはかなり下がるだろうと。あとは、こちらの想定していない備品まで入っているという部分もありますので、この間の説明では、その概算でざっくりと半分ぐらいの1億円ということで上げさせていただいた経過はあります。 ですから、金額については、先ほどの鈴木議員のときも申し上げましたが、利用できるものとかの取捨選択の部分、あとは本当に必要な部分とかというものの選択もしていかなければならないという部分で、購入までにはそこをきちんと整理をして、できるだけ削減を図っていきたいということで、あくまで1億円のものを何でかんで買うとかということで上げたものではなくて、取りあえず概算の本当につかみの金額だったということでご理解いただければと。 そういう意味では、根拠がちょっと少ない部分があったということで、ご提示といいますか、説明の段階には皆さんにご提示しましたが、まだまだ皆さんにきちんとお渡しできる資料じゃないということで回収をさせていただいたという経過もありますので、そこの部分は、本当の概算で、事業費的には基本計画の金額よりはどうしても上がってしまうと。一番は面積も当然大きくなっているという部分もありますので、そういう部分も含めれば、事業費はちょっと膨らんでいますよということをご理解いただくために説明をしたというふうにご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) せっかくつくるのだからとか、どうせつくるのだからといって、あれもつけるこれもつけるじゃなくて、やはりできるだけ安く上げる、使えるものは使うという当初の方針ですね。 例えば、議員で言えば、委員会室の机とかテーブルとか、そういうふうに金額はもう本当に大きいものではないとは思いますが、そういったことも考えていくのが必要ではないかと思います。 それで最後に、こう話していてもなかなかその庁舎が見えてこないんですが、この実施計画はいつ決定される予定なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 実施設計そのものについては、今月いっぱいに図面等については納品してもらう予定で設計業者のほうで現在作業を進めているという部分ではあります。 ただ、そこから積算の部分ということで、正直、仕様等のできるだけ削減の部分で、そこから材料メーカー等の見積りの取り方、見積りが今取って有効期間の問題等もあるんで、新年度に入ってから再度取り直さないと単価的にはまた変わってしまうとかという部分もあるものですから、そういう意味では、積算の部分の中では一旦納めてもらったやつの直しが若干入ってくると思いますので、おおむね金額的なものが、皆様にお示しできる時期とすると、今の段階ではおおむね6月末ぐらいにはなってしまうのかなというふうには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) これをもちまして、質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、2番、菊地哲也君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時18分               再開 午後2時30分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △青砥與藏君 ○議長(割貝寿一君) 次に、8番、青砥與藏君、登壇願います。 持ち時間は3時10分までです。 青砥與藏君。     〔8番 青砥與藏君登壇〕 ◆8番(青砥與藏君) 8番、青砥與藏です。 私、「議会だより」をつくっている担当なものですから、今日、5人ほどの庁舎新築のことについて質問するんだろうと思います。もう3人言いまして、あと2人、私も含めて5人ありますが、誤解のないような形で「議会だより」をつくりたいなという思いがありまして、今までの工程というんですか、今までの流れも含めながらちょっと確認していきたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。 この新庁舎建設工事については、きっと私が思っているのは、間違いなく令和2年10月に新築にするか改築にするかという話から始まって、12月には、3月までには何とか、新築にするならば3月までに決着つけなければならない、そんな話で令和3年3月の定例議会に、やることを前提にスタートしたい、そんな話だったと思うんですね。 それからというか、そのときに15億5,000万円でやりたいんだという話があって、町民のみんなにもこのぐらいの予算でやりたいって言っているんだけれども、まあいいんじゃないかな、そんな思いで私は町民の皆さんと話をしてきた経緯があるんですが、私の考え方、15億5,000万円というのは、きっと令和3年3月の時点で話がされてきたんじゃないかなと思うんですが、町長これ間違っていないでしょうか。確認します。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、数字確認しておりますので、少々お待ちください。 お答えを申し上げます。令和2年12月と記されておる、このようであります。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 失礼しました。 私、12月のときには、まだ新築をするかしないかの話だったから、きっとあそこではなかったなというふうに思ったんですが、12月だったんですか。そこから見ても、1年を超えた状態で今があるという話になると思うんですね。その途中段階で、15億5,000万円が少し上がるよという話は私には聞こえていなかったんですね。これは12月、まだ3か月前の12月の定例議会のときに誰かが、何人か質問はしているんですが、そのときに、もうきっと15億5,000万円を超える可能性はあるよという話は、私的にはなかったと思うんですが、これちょっと確認したいんですが、町長、ありましたか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) その時点での、その値段の高騰と申し上げますか、値段の増額ということは、建築費用の増額という話はしておりませんでした。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) きっと流れ的には私も誤解していたところもあったんですが、きっと1年3か月ほど15億5,000万円だけが独り歩きしてきた。 そして、この金額で町民はみんな納得した。我々議会も、それだったらばいいよねというところで半分納得した人、それから、胸張って、もうそれでいいと言った人、いろいろいたかと思うんですね。町民にしても、半分の人は、あの隣町の庁舎から見たら十分だよねという話は実は私には届いていたんです。でも、今やらないと後できないよねという言い方があったかと思うんですね。 なぜ今だったんだと、もうちょっと前にもできたのかなというふうには思っているんです。実は鈴木議員が、もうちょっとかかるよねという話は、私も何となく、ただ、町長が何とか切り詰めてこのぐらいで収めるんだという強いその言い方があったので、うちの町長やるぞと、この値段で、そんな思いも実はあったんですね。 この28億1,000万円というのはちょっと置いておいても、なぜその途中の段階で、もうちょっとかかるかもしれないねという話ができなかったのか。これちょっと確認したいんです。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その途中の段階で、値段が上がると申し上げますか、増額されるという話がなかったのかということでありますが、やはりこの建築資金の増額になる可能性が出てきたというのは、やはりコロナウイルス、この状況ですね。 これによって、海外で生産しておった衛生器具ですか、陶器類、ペンキとかそういうものがなかなか入ってこなくなって一般の住宅を建てるのもかなり難儀だと。現在は、少しずつは鎮静化してほしいなとは思ってはおるんですが、この状況はまだしばらく続くだろうということで、ある程度その値上げと申し上げました増額は覚悟が必要なのかと。ただ、先ほど来申し上げておりますように、当初の事業計画ですか、この設計士へ委託した段階では事業費が15億5,000万円と、これを明示してあるわけですから、当然設計士、設計の業務に当たった業者さんはそれに見合った形での設計をやってきただろうと思っております。 そんな中での材料費の値上げ等々、これを加味すると多少値上げになるやもしれませんという話は私も聞いてはおったんですが、それであっても、では、その分材料を吟味することで、材料を落とすと先ほど来話はしておりますが、天井高を落とすことで、その30センチ落としても、最初の計画が8メートル80センチという天井ですか、2階までの天井高が。これが60センチ下りるということで材料費を随分抑えられると。何割というふうなわけにはいかないかもしれませんが、材料費を落とす、それから使用する材料を落とすと申し上げますか、材料を別なものにする等々である程度の対応はできてくるだろうと。 そして、先ほど来申し上げておるように、設計士、これも当然設計の中に組み込む段で、その材料屋さんとよく相談しながら、ちゃんと調達できるのかどうかというところまでよく調査しながら、設計、仕様、この完成を目指しておるだろうと私は思っております。 ですから、事務方でいうところの数字、これはかなり大きく膨らんでおるというふうな状況ではありますが、現実にはもうちょっと抑え込んだ形で設計と申し上げますか、事業を発注ができるのではないかと、このように思っております。現実にそれだけのことは、要するに、設計会社というのはただ仕様書を書けばいいというものではなくて、実際にそれを立ち上げなければならない、それから現場管理をしなければならないということもあります。そういうこともありますので、しっかりとした計画は設計会社なりに立てておるだろうと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) しつこい話はしたくないんですね。 町民の方が理解してもらえるかどうかという問題が1つあるし、我々もまだ整理ついていないんですよ。頭に15億5,000万円と言われた話では足りないだろうという気持ちはあったんです。というのは、桑折町に行ったときに23億円の話があったんです。23億円といいながら、地下水源を使ったという話もあったんで、それを外せばきっと21億円とかぐらいでできるのかなとか、ただ、物価上昇が上がっているので、20億円ぐらいはやっぱりかかってしまうのかな、20億円を超えてしまうのかな、そんな話はあったんですね。 ただ、一言もないうちに一気に28億円の話になったので、私はこれは何か大きな間違いがあったんじゃないかなと。この間違いは私には、私の頭では整理がつかない。このことについて、私は、1割、2割の資材の高騰という問題はあるんだろうというふうには思っています。それは、去年からウッドショックの話があって、結構上がったよねと。木材については、外国材料なんかは4倍になった。日本の材料は、木材は2倍になった、そんな話は現実的にもう去年にはなっていた。だからあり得るだろうと誰もが分かっているんです。 ただ、そのときにちょっと上がることも前提だよねという話もなく、先月の2月17日の全員協議会のときに28億円が出たんで、スタートをするときに予算を計上して、スタートするときに事業費は15億円でいいよねと言われて、じゃ頑張ってみんなでやろうという話になったらば、28億円ですというふうに言われたら、じゃ15億円というのは何だったんだと。概算だったんですと、こう今説明があったんで、議会って概算で振り回されてしまうのかなと。これは、あまりにもひどい話だなと、私はそう思う。総務課長が、ざっくりだったからという言い方をしたから、それはちょっとひどいねと、そんな思いがあるんですよ。 もう一度、総務課長には確認をしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 概算の算定の部分の中で、表現として、ざっくりという言い方を確かにしているかもしれない部分もありますが、基本的に坪当たり単価のやつで面積で出しているという意味では、そういう算定の仕方をしているということで、概算をつかんでいるということは、表現とすれば、坪単価の部分なのでざっくりという表現で表現したという形にはなろうかと思います。 おただしのように、その基本計画の中では15億5,000万円ぐらいの概算工事ということで事業費をつかんではやっておりますが、基本的に役場庁舎の費用、予算を当然できるだけ抑えるということで、事業費用削減については、先ほどから町長が申し上げているとおり、工法的な部分、階高の部分等も含めてできるだけ削減を図っていくよというような形で事業費の縮小をやっておりますが、この間、皆さんにお示ししましたのは、単純に近隣の、議員の皆さんが桑折を視察行ってきたというような部分で、桑折なんかの坪単価を参考に物価上昇率を掛けて、消費税を掛けてというふうな形で、本当に概算で出した金額だとそのぐらいになってしまうということで、面積も当然増にもなっているという経過もあって事業費が増えてきたという経過はあります。 ただ、15億5,000万円に抑えるように面積を抑え、規模を抑えという形ではなく、必要な部分の面積、あとは町民の方から町民ホールの部分についてのご意見等をいただきながら、面積等が最終的に決まってきたという部分の中では、要は、議員の皆さんに一番最初にお諮りしたとおり、改修なのか改築なのかという部分の中で、いずれ建て替える部分の中では改築はやっぱり必要でしょうという部分の中では、一番基礎となるのは、今の現状のままで役場庁舎継続という部分の中で不安があるという中での建て替えは必要だろうということで、最終的に議員の皆さんにご判断いただいたというふうに理解しておりますので。 その中で、協議していく中で面積が増えた部分は、当然事業費は増えてしまうという部分はありますが、できるだけ抑えるということで、事業費は好きなだけ膨れるようなことを要求しているわけではなくて、できるだけ抑えるということで作業は進めているということはご理解いただければなというふうに思います。 基本となるのは、やはり建て替えなければ、やはり継続の部分での不安があるよという部分で決定したと。要は、いずれ建て替えなければならないと。10年、15年、20年という部分で積立てをして自己資金でやる方法も当然ございますが、やるタイミングの中で、今やっても20年後にやっても一定規模の部分でかかる費用が、20年後にやれば10億円でできるとかということでは多分ないとは思いますので、そういう意味では、いずれやるとなったときにかかる費用はそんなに変わらないと思います。ただ、一番は起債を借りてできるというこの有利性については十分理解をしていただければなと。 そして、やらなければならないという部分で、皆さんの中でご相談申し上げ、やるというような方向での判断をいただいたという中で、面積の打合せをし、大体の部分で、ただ、この間の説明の中では本当に概算でしか事業費を出していませんので、そういう意味ではあまりにも根拠がなさ過ぎるという部分で、きちんと積み上げた事業費で再度ご説明は申し上げたいというふうにこの間の全協ではご説明申し上げましたとおり、そういう形で進めさせていただければと思いますので、ご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私も細かいことを一々言いたくはないんですが、スタートラインは15億5,000万円でどうですかと言われたから、いいか悪いかの判断の中で15億円ぐらいだったらいいんじゃないんじゃないのという話は1つあった。 桑折町に行って見てきたときに、20億円というのもあるんだなとみんな思っていたんです。そのタイミングがあったんだけれども、何か先月という話、これも何か議会軽視ではないかなというのは、これ鈴木議員が言ったように、それは現実そういうふうになりますよね。それから、町民に対してもそれは言える話ですよね。これから3つほど整理つけなければならないことだろうと思うのですよ。町長、3つぐらい整理つけていかないと、きっとこの事業うまくいかないというか、騒ぎになってしまうのかなというふうに思うんです。 1つは、やっぱり概算見積りがちょっと状況が変わってきたということは、どうやってか町民に説明しなければならないと思うんですね、それは。 それから次に、25年という返済の中で、30年というのかな、返済の中で、先ほど哲也議員が「私はもうそのとき、終わる頃には土の中ですね」なんていう話があったと思うんですが、実はそれが大きな心配なんですよ。私らが20年後、私はちょっと早いんで20年ぐらいには土の中だと思うんですが、そのときのこの塙町の労働人口どうなんだという話になると、きっと半分になってしまうんじゃないかなと、労働人口は。人口はきっと、まあまあそこそこいるのかもしれないですけれども、その負担率でいったら倍になるんですよね。だから、ここも考えなければならない。ここも安心ですよと、起債の総額で6億5,000万円ぐらいだったら耐えられるよという話がまず1つ考えなければならないんじゃないかなと思うんですよね。この辺も含めて町民にご理解いただけるような形を取っていただければ。 私は、28億円はちょっと無理だなとは思うんですが、やると言うなら、もうやるしかないんだと。しかし、20億円を超えて30億円に近いという話になっていくと、やめてもいいかなという気持ちにはなってしまうんですね。やっぱりその辺を町民が理解してもらえるまで徹底して削り落としていくという必要はあると思うんです。 それから、哲也議員が言っていましたCO2削減のための事業だなんて、業界はそういうことを平気で言うんですよね。責任のない話です。効果ありますかと言ったらば、笑って「それほどではない」と言ったのが桑折の議員でした。実はそれほど効果はないんです。ゼロではないんだけれども、費用対効果の計算するとそれほどではない。それが現実なんだろうと。ましてや5年使って壊れましたなんていう話になったら元も子もないという話で言うならば、もっとシンプルに考えていくというのは本当きっといいんだろうというふうには思います。 最後に、町長の、これからどうやって町民にご理解いただけるような形を進めていくのかを聞いて終わりたいと思うんですが、お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、28億円、29億円という数字が出ておりますが、自分といたしましては、あくまでもそのベースとなる数字は15億5,000万円という数字がベースになっております。これは先ほど来申し上げておるように、事業計画案、これを出して、設計士がそれに見合った建物を設計して持ってきたわけですから、その中で2割、3割値上がりするやもしれぬという話も、その筋と申し上げますか、その設計士のほうから、多少の値上がりは見込むようになるかもしれませんと。だったらその分材料落としましょうよ、高さを低くしましょうよというご提案をさせていただきました。それがどの程度反映されるか。 先ほど来、何十億円、20億円、30億円という数字、これが私にはちょっと想像もできないような数字でありまして、あくまでも15億5,000万円、これがベース、この中での多くなる、少なくなるということはないにしても、できるだけ抑え込むということが基本でありまして、それ以上もそれ以下もございません。 先ほど来申し上げているように、ただ1つ気がかりなのは材料の調達ですね。これも含めて設計士では大変ご苦労なさっておるだろうと。こういう材料を使いたいんだけれどもないと。実際に管理までやるわけですから、その材料が手当てできないと建物が完成されないというようなこともあるわけですから、まず手に入る材料、これをしっかりつかんだ上で、その組立ての中で建物、これが出来上がってくるんだろうと思っております。 ですから、前に申し上げているとおり、中空セメント版という言葉で言うんですけれども、その押出形のセメント版、坪単価すごく高いんですね。平米何万円という数字ですから、これほどのものは必要ないし、ましてや経年劣化すると、水を吸い始めると、それが棟外ではじけるんですね。ぽちんぽちんとはじけるような状況になってくる。そういうものじゃなくて、縦張りの水切りのいいトタン、鉄板類を使うことで外壁は固めてほしいと。それから外壁の中に断熱材の入ったものもあります。それは必要ないでしょうと。中から発泡ウレタンを吹きつけて、しっかり断熱を行うという予定であるということなので。 ですから、これからの数字、これは私が意図とするところの数字より大きければ、また何らかの手を加えていただいてその削減させるという方向で取り組んでいく、そんなつもりでおります。実際にその数字が出てこないことには対応ができませんので、その対応を。もうこれでぎりぎりだというところまでいったところで、町民の皆さんに説明する機会をつくってしっかりと説明はさせていただくつもりでありますから、あくまでも仮定の話での20億円、30億円という話は、私の頭の中にはございません。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 実は、私も頭の中が少し整理がついたかなと。 30億円ありきのスタートがこれからなのかなというちょっと心配があって、私はここに、町民の人に何て説明していいかとちょっともやもやがあったんですが、今の町長の話を聞いて少しは整理つけました。 ぜひ、難しい時期ではあるんです、物価上昇がここ1年、2年ちょっとひどいと思うんですよ、上がっているんですよね。これから先もきっとインフレ価格というのがちょっと出てくる。ロシアのあの騒ぎの中で出てくる可能性もある。そういう部分では町長も相当苦労しなければならないと思うんですが、そんなに15億5,000万円にこだわっているわけじゃないんです。だから、それはぜひとも町長の気持ちでやっていただければなというふうに私は思っています。 ぜひ頑張ってくださいというのはいい話なのかどうか分かりませんが、以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、8番、青砥與藏君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時56分               再開 午後3時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 なお、本日の会議時間は議事の都合上、あらかじめ延長します。--------------------------------------- △吉田克則君 ○議長(割貝寿一君) 次に、9番、吉田克則君、登壇願います。 持ち時間は4時10分までです。 吉田克則君。     〔9番 吉田克則君登壇〕 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 ただいまから一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 この定例会での一般質問につきましては、大きくは4点ということでありますので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 1番目につきましては、湯遊ランドはなわ施設管理費の現状及び施設の在り方について、町長の考えを質問していきたいというふうに思います。 近年、特に宮田町長になってから湯遊ランドはなわ経費、町が支出している湯遊ランドはなわ施設費に係る費用が増えております。その現状をまずお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については数字的な内容ということで、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 議員おただしの湯遊ランドはなわの経費の支出の現状ということでございます。町の予算のほうで支出している合計でよろしいでしょうか。 令和3年度予定でございますが、現在、9,250万7,298円が予定されております。令和2年度、こちらボイラーの改修がありましたので多くなっていますが、2億702万5,930円。令和元年度が8,589万4,718円。平成30年度が7,325万5,539円。平成29年が4,168万1,699円。過去5年分の数字でお答えをいたしました。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
    ◆9番(吉田克則君) 施設費に係る費用ということでありますが、これは指定管理料も含まれていると思いますが、ざっと見ても年間8,000万円ぐらいは平均すると支出しているのかなというふうに。そうすると5年で4億円ぐらいですかね、ざっと。そういう費用のかけ方がちょっと異常ではないのかなというふうに思っていますが、その点、町長としてはどういうような考えを持っているのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、最初にお話をしておかなければならないこと、これは湯遊ランドはなわの設置の目的、設置条例ですね。これを読み上げさせていただきます。 「第1条、地方自治法(昭和22年法律第67号第244条第1項)の規定に基づき、本施設は町民に健康増進の場を提供するとともに、観光、レクリエーションの振興及び交流促進による町の活性化を図るための塙町滞在型交流施設、湯遊ランドはなわを設置する。」とございます。この条例にございますように、この建物は町の所有物であります。つまり、町有固有の財産であるということで、町のお金を使って修理するということになるわけであります。これは、中学校、小学校、橋等々、町の所有物は町が責任を持ってこれを修復、改修していかなければならないと。これは、町の務めでもあります。 そして、この湯遊ランド、その公益性、公共性を考えますとその修理費、特に20年以上たってきて経年劣化、これが大変ひどい状況であると。もっと新しければ何にもすることはなかったんでしょうけれども、経年劣化がひどいということで修繕をかけました。これは、毎年計画的に進めておったわけであります。当然、これそのまま放置すればするほど、その手当てが遅くなれば遅くなるほどお金がたくさんかかってしまうということもありますんで、財政の許す範囲でこうしてしっかり修理、補修をかけてきたわけであります。 ですから、このお金を云々というお話をいただきますが、これはあくまでも町の施設として当然加えるべき、手を加えて改修・修繕を進めておると、こういう状況であることをまずはご理解をいただきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 私は、あまりにもお金をかけ過ぎているんではないですかということで、それに対して町長の考えを聞きたかったんですが、それにはちょっとお答えが返ってこなかったんですが。 今回、運営資金の貸付けということで、株式会社塙町振興公社へ5,000万円の予算を取って貸付けをしましたけれども、それに、貸付けに至る経緯と貸付け実行の具体的内容について、5,000万円の基礎ですね、今定例会では2,000万円の減額ということで補正で出ていますけれども、そういうのも含めて貸付けに至る経緯、あと貸付けの実行、内容をお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、この貸付けに至る経緯ということでありますので、お話をあえてさせていただきます。ご承知のようにこの建物、開業以来25年という歳月が過ぎております。この間、総売上げ90億円に近いお金、85億数千万円、この数字が実際出ております。これは塙町民が25年間という長きにわたってこの施設を利用し、そして今言うところの設置条例の中にある所期の目的のためにしっかりと利用してきたという経緯がございます。 資料的に説明させていただきますが、2015年から2021年までの7年間、町民に限った利用者数、宿泊者数、そして宴会等日帰り、そして日帰り入浴者数、計で16万9,606人、17万人の町民が利用しております。これは25年という歳月の中で、町民が自分たちの施設としてしっかり利用してきたという大きなあかしでもありますし、また、対外的な交流から申し上げますと、郡内の利用者はこの7年間で約6万5,000人。そして、県下にあっては7万7,200人、茨城県は宿泊者が特に多いんでありますが、大変頻繁な出入りをしていただいて、ご利用いただいておるということで8万7,600人。そのほか栃木、東京、千葉、神奈川、埼玉等々の、これはほとんど宿泊になりますが、これが3万3,300人強という大変利用者数の多い施設であります。 この施設、塙町にとっては交流、それと健康増進、そして交流促進、活性化、この滞在型のこの施設の役目を立派に果たしておる、こういう施設でありました。特に、私が本格的にと申し上げますか、就任して初めて足を踏み入れた施設。そのときにいろんなところが壊れておりました。20年以上たっておりますから。そして一番びっくりしたのは私がこの施設の管理に出入りするようになったときに……。 ◆9番(吉田克則君) 議長。 ○議長(割貝寿一君) 質問内容が違いますか。 ◆9番(吉田克則君) 趣旨は5,000万円の基礎……。 ◎町長(宮田秀利君) それを今言っているんですけれども。 ◆9番(吉田克則君) あとは……。 ◎町長(宮田秀利君) そのために重要な施設であるということを説明したくて言っているんですが、まだまだお話ししたいことがございますけれども、まず5,000万円、実際は3,000万円ということに、今回の議決をいただければ3,000万円の貸付けということになりますが、これはこの施設、絶対に必要であると、これからも維持していかなければならない、そんな思いで……。 まず、町の施設であり、確かに管理委託はしておりますが、その管理委託されておる振興公社も町が出資の過半数を占める、町主体の団体であるということで、これは当然その中での融通、これは貸付けですから後でちゃんと返済するという目的の下でお金を融通していただいているわけですから、それを問題視すること自体が私はどうも解せないというか、かいせない。 ましてやこのコロナ禍、塩原温泉等でもかなりの老舗、大きな旅館が潰れている、そして廃墟化している、こういうふうな、テレビで、新聞等でも読ませていただきましたがそういう状況下。東京にあっては東京プリンスホテルが身売りする等々、大変厳しい経営環境の中にあってしっかり頑張っておる今の従業員等の努力にしっかり報いるべく、貸し付けるための3,000万円、このように私は考えております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 既に15分ちょっと経過しちゃったんですが、私が言いたいのは、5,000万円の基礎ですね。あとは議会に対しても貸借対照表、返済計画、全てない中で何で町が5,000万円の提案をして。あとは貸付け実行、何だか今の話ではしていないような話なもんですから、貸付けしたんですか、しないんですかも含めて、それと貸借対照表じゃなくて契約書ですね。消費貸借契約書、これはどのようなものなのか。あとは貸し付けるに当たっての要領等を定めるということでありましたが、どういう決裁方法で定めたのか。要は、振興公社の社長が宮田町長、貸付者が塙町長宮田町長、その関係もどのようになっているのかをお聞きするために質問をしています。 お答え願いたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答え申し上げます。 詳細については担当課長より説明はいたさせますが、湯遊ランドはなわ代表取締役宮田秀利でお金をお借りしておりますが、町の代表名は総務課長になっているやに記憶しておりますので、詳細を担当課長より説明いたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの株式会社塙町振興公社への貸付金のこれまでの経過というか流れでございます。まず、昨年の11月、株式会社塙町振興公社から資金運営に関する要望を受けたところです。 この要望の中で、今期25期というような言い方、令和3年言っておりますが、会社のほうでは。予測数字で3月末で約7,000万円ほどの赤字になるというお話で、既に株式会社塙町振興公社、東邦銀行、あと政策金融公庫からも借入れしておりますので、なかなか資金繰りが難しいんだということで、いわゆる経営の資金繰りは困難な状況となっていることで、町のほうでその予測資料によって年度内に資金難になるということが予測されるため、コロナ禍におきまして、効率的な経営を行ってもその収入をもって充てることが客観的に困難であると認められたため、町が公的支援を行うこともやむを得ないと判断をいたしまして、令和3年第8回塙町議会定例会において補正予算で貸付金5,000万円を計上し、議決をいただいたところでございます。 その中で、議員のほうからもご質問あったかというふうに記憶してございますが、いわゆる株式会社塙町振興公社借入金の限度額というものを定めてございます。議決をいただいた後に、本年、令和4年1月25日に株式会社塙町振興公社第25期臨時株主総会におきまして現在の借入金の限度額8,000万円を、1億3,000万円の増額が可決、承認されているというふうに報告を受けております。 当然、この議事録がないと町のほうも貸付けができませんので、こちらにつきましては必ず必要な部分でございました。その後、本年2月3日に株式会社塙町振興公社代表取締役宮田秀利より、塙町長職務代理者総務課長白石憲男へ株式会社塙町振興公社経営安定化資金貸付金借入申込書が提出され、こちらの申込書につきましては、町のほうで株式会社塙町振興公社経営安定化資金貸付要項というものを、議決をいただいた後に定めてございます。 これの第7条に基づいて貸付けの実施をしているわけなんですが、その附属資料、貸付けに当たって当然添付資料が必要になります、審査しますんで。まず借入金の目的、収支計画表、いわゆる第25期から第28期までの3か年分。ここでどのように改善がされていくのかというのも当然判断材料になります。借入金の運用計画、償還期限及び償還額計画、いわゆる令和4年2月11日から令和16年2月10日までの計画でございます。 また、株式会社塙町振興公社湯遊ランドはなわ施設管理第26期、来年度の経営計画、これは具体的な計画を求めてもございます。先ほど説明をいたしました借入金の限度額、本当に承認されているのかという部分で第25期の臨時株主総会の議事録、こちらを添付資料として提出いただいた後、町のほうで貸付金の妥当性、金額について内容を精査いたしまして、令和4年2月4日に株式会社塙町振興公社経営安定化資金貸付金借入れとして3,000万円を貸付けすることを決定しております。 3,000万円になった経過につきましては、第25期の今後の2月、3月の振興公社の売上金の部分の見込みを含めて、当初5,000万円から3,000万円にしたと。同日付で株式会社塙町振興公社代表取締役宮田秀利より、塙町長職務代理者総務課長白石憲男へ、株式会社塙町振興公社経営安定化資金貸付金借用証書が提出されております。貸付実行日でございますが、令和4年2月10日に3,000万円の貸付実行を行っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 12月定例会のときには取締役会も開いてない、当然何もそういう総会の議決もされていない中で、何で先走って町長は5,000万円の提案をしたんですか、先走って。そこをちょっと改めて町長に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ただいまの質問、これは振興公社の経営に関わることなので、ここの場で私が答える立場ではないと、このように解します。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 何で提案者が答えられないんですか。経営のことじゃないでしょう、これ。塙町が5,000万円の補正予算の提案をしているんですよ。何でそれ答えられないんですか。これが経営者の考えですか。質問します。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君、再度。 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) いや、答えられなければ答えられないでいいんですが、時間もちょっと、次の質問もあるもんですから。 あわせて、この取扱いに当たっては町では顧問弁護士みたいなは契約しているという話なんですが、貸付け実行あるいはこれらに関する取扱いの件で、弁護士というんですか、契約弁護士と相談した上で提案したのか、それもお伺いいたします。町独自でやったものなのか、相談してやったものなのか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 相談等はしておらんという話でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 不透明極まりない取扱いをしているというふうなことで、要領等も公表するんだら公表するなり、教育委員会のほうでもよく奨学金制度の、ちゃんと公表しているように、やはりそういう要領とか内容を、逆に言えば町民のお金を、町税を使っているというふうなことで、特にその塙広報あたりで透明性を持った丁寧なる説明をして、湯遊ランドはなわの施設の運営をやっていくのが望ましいかなというふうに私は思ってございます。 そんな中で、株式会社塙町振興公社に指定管理を委託しているわけなんですが、その管理先団体として適格性はどのようになっているのか質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その適格性ということですね。これも少しお話をしないとご理解をいただけないかと思うんでありますが、私がこの施設をお預かりしましたのは平成28年7月からであります。実質、それ以前は前任者が当然代表者として経営管理を行っていたわけであります。 ただ、この平成28年度、ですから29年3月、この時点でお預かりした会社。私、1つだけ不思議に思ったことがあるんでちょっとだけお話しさせていただきます。この湯遊ランド、当初、使用料発生しておりました。平成9年開業して平成10年から4,000万円を5年間、2,000万円を6年間、3,650万円を1年間、1,000万円を1年間、使用料として町に振興公社から支払いをしております。正直、私、この仕事を受けるときにこれは基金として保管されておるのかと、こんなふうに思ったわけであります。当然、振興公社出資金の1億円だけが振興公社の財産でありますから、いざ何時お金が必要であると、その場合に当然積み立てておくべき金ではなかったのかと思ったんですが、それは存在しないのでびっくりしました。 そして、預かったときのお話をさせていただきますと、当時の売上げ……。 ◆9番(吉田克則君) 議長これ。 ○議長(割貝寿一君) はい。 ◎町長(宮田秀利君) いや、適格ってそれを説明しないと……。 ○議長(割貝寿一君) 説明を少し。 ◎町長(宮田秀利君) お引き受けいたしたときには、利益累計、これが1億682万6,614円のマイナスでありました。つまり、資本金1億円を足しても足りない、マイナスの状態から始まっておったということで大変苦慮いたしたわけでありますが、議員のご理解をいただきまして議会のご支援等々で何とか切り抜けてきたということが現状であります。 その後、この数字を見て大変びっくりしまして、これは大変だ、何とかしなきゃならんということで徹底した経費の節減に努めてまいりました。そして、売上げ増のためにしっかり取り組むということで、コロナ発症の1月、初めて中国で確認されたというその前の年の9月、10月、11月、12月とほぼ収支が均衡する、毎月収支計算書をもらっていたもんですから、均衡してきたということで、このまま行けば何とか赤字から脱却できるということで、これはしっかりやっていけるなという思いで取り組んできました。 そして経費の節減、20期、先ほど申し上げた29年3月、1億7,102万9,271円、これが固定費です。売上げは3億8,000万円ほどの売上げでした。この21期、平成29年4月から私が請け負ったわけでありますが、それから令和2年、令和3年3月3日、これはコロナのこともありまして売上げは1億5,800万円まで落ちました。ただし、特筆すべきはその職員の努力、3億800万円の中で固定経費、給料、それから電気代、LPG、ガス代、灯油代、人件費、重油、維持管理費、リース料含めて1億7,100万円強の経費が出ておったわけですが、4年後、売上げは1億5,800万円、ただし経費は1億1,676万4,254円。5,426万17円経費節減を成し遂げました。 これだけの経営手腕と結束した従業員の働きの中に、これを評価しないわけにはいきませんですよね。この努力、並々ならぬ努力じゃないとこのように思っております。この評価の上に立って、この施設を管理運営する振興公社は適格であると、このように判断したわけであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 振興公社の内部のことは公表できないなんていうことでさっき質問を否定していて、自分から、その内容について質問していないやつを答える。これはどういうことなんだかちょっと分からないんですが、いずれにしてもしっかりやるんだらばやるように、振興公社に勤めている社員だって苦労しているのは当然分かりますよ。それに見返る、やはり社長のトップセールスとかそういうやつやったことはあるんですか。分かんないけれども、姿勢が。 今日は町長ですから、その指導力を十分発揮されるようにお願いしたいというふうに思います。 あと、町長は湯遊ランドはなわの今後のあるべき姿をどのように描いているのか、いくのか、町長の思いを、また方針をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これ、大変どこの企業さん、そしてこういう宿泊施設を含めた日本全国いろんな方々が大変なご苦労をなさっておると。そんな中にありまして、このコロナウイルス、福島県で本当に少なくなった時期がございました。第5波の後になりますかね。本当に10人とか十何人の感染者ということで利用者が一気に増えまして、昨年の9月、10月、11月、これは9月に至ってはプラスになったと。月の収支でありますが、月の収支が10月もとんとん、11月もそこそこ赤字がなくなってきたということで、これはもうコロナが収まれば何とかこの施設は再建、再生できるだろうと大変喜んでおったわけですが、この第6波、この中での方針でありますが、これは実際、経営に携わっておる総支配人等々と話をしました。 でもおかげさまで、日帰り入浴客はこの何日か前でありますけれども、10万円を超えるような売上げがあったということで、このコロナのこれからの動向によってかなり左右される部分もありますが、もうちょっとお弁当とかそういうものに力を入れる等々、まずできることからしっかりやっていこうよと。それからできるだけ経費をかけないように一層みんなで気を引き締めてやりましょう等々のお話合いをしながら進めております。 そして、これからかなり緩くなってくるという話もございますんで、積極的に宣伝、アピールするというんですか、しっかり宣伝をしながらこの施設のよさをみんなに知っていただくという方向で進めておりますので、これからもどうぞ、このコロナ禍の中でのそういう宿泊施設の厳しい現況、よくご理解をいただいた上、町を挙げてご支援をいただければと。 これは町民の施設ということになります。そして、今さっと見たんですけれども、この7年間で利用者の総数が43万2,000人、これだけの方があの施設に出入りしているということでありますんで、町の交流、この部分も立派にその役目を果たしておるということでありますので、これからはぜひ議員各位にあってもご協力方、よろしくお願いを申し上げ、みんなそういうふうな思いでやっているということをよく話したからねということは、振興公社従業員にしっかり話させていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 町で抱えているいろいろ施設、温泉施設とかいろいろありますけれども、企業会計というんですか、水道事業会計とか今度は下水道会計事業とか、そういうふうに町では特別会計のやつを事業会計ということでやっていて、実際町が振興公社にお金を出しているということは、株主に結果的には助成しているということなんですよね。ですから、かえって町の企業会計扱いにして、町が運営したほうが透明性があっていいんじゃないですか。そういう考えはないですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ありがとうございます。大変ありがたい申出でありますので、ぜひ十分に検討させていただいて、町有財産であるから町が管理すると、これも一つの選択肢としてこれから考えていきたい。いや、しっかりと考えさせてもらいます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 町長のトップセールスに期待を申し上げたいというふうに思っています。 2番のすみれ会館を町が取得した問題について質問いたします。町が取得した経緯を具体的に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 旧すみれ会館については5度競売を実施しましたが申込み者がおらなかったために、景観そして安全確保の観点から取得し、管理を行っていくことといたしました。詳細については、もう少し詳しく担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 旧すみれ会館につきましては、町民課のほうで固定資産税の滞納等の部分の処分の対象として5度ほど競売を行っております。申込み者、要は参加者が5回やってもいなかったということで、正直、町民の方々からもすみれ会館の保全の部分の中で風による飛散の心配、あとはかなり老朽化している部分もあって何とかならないかというようなお話もいただいておりました。最終的には、町として管理をするしかないというか、そういう判断で公売に対して随意契約で町が取得したというような経過になっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 景観が悪いとか何か苦情があったとかということで、町ではそんな簡単な考えで町有財産として取得していいもんなんですか。そもそも、条例とかそういう定めであればまた別でしょうけれども、そんな簡単な考えで取得していいんですか。 町長、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 やはり、町の所有物でないということで、その持ち主は別にいらっしゃったわけでありますが、一時期、3階の倉庫のトタン、こういうのが剥がれて飛んできて大変危険だ、人にでも当たったら大変だと、そういうふうなお話等々いただきまして、それでも入るわけにはまいりません。人の所有物、町のものでありませんから。そういうことで、これはこのままにはしておけないということで購入をいたしたわけであります。 そしてこれも将来的にはやはり解体という方向で考えておりますが、このような建物、全国にかなり数があるようです。そういうこともあって、関係省庁で補助金を出すような話が上がってきておると、これを大いに期待しておるところであります。そういう補助制度ができたらイの一番に手を挙げて、そして解体に向けて進めていきたいとこのように思ってはおります。 町が管理することで、できるだけ危険のない建物として管理していくという、そういうふうな考え方でいきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 先ほど、公売というかインターネット公売というんですか、オークションに出していたみたいなんですが、幾らで出していたんだか。あと、この構築物の取得の内容、土地面積及び金額、それと以前の登記人名簿とか、名前とか公表できるものであればそれもお伺いしたいと思います。 既に、登記済んでいればその内容についてもお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 建物は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積1987.28平米、敷地面積957.38平米であります。この土地建物の買取代金、土地と建物も合わせまして59万4,000円で取得しております。その登記等については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 以前の所有者についての公表についてはちょっと控えさせていただきますが、登記の作業については現在進めているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) それでは、5回の公売にかけた際の見積り価格というものを設定しておりますので、それをお答えを申し上げます。 まず1回目が令和元年10月に行っております。こちら1,500万円でございます。2回目、令和元年11月、こちらが1,050万円。3回目、令和2年3月に800万円。4回目、令和2年6月に550万円。この後参加者、購入者が出てこないということで、ここで不動産公売に係る鑑定を行いました。そこで59万4,000円ということが出てまいりましたので、この金額を見積り価格としまして公告による随意契約等を行いまして、町の買入れというふうに至ったという経過でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 先ほど、町長は解体していくんだということなんですが、解体費は幾らぐらい積算した金額なのか、その後はどうしていくんだかも質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(近藤正伸君) 解体費用につきまして、私のほうで見積りを取った経過がございます。そちらを申し上げます。 まず、本体の解体工事のほうが税込みで6,006万円です。これにはアスベスト除去費が含まれていません。アスベスト除去費のほうにつきましては144万8,700円、税込みでございます。合計で6,150万8,700円というふうになっています。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) それいつ取ったんだか日にちは分かんないんですが、そんな大金に町税を充てるというのはいかがなものですかね。私にはちょっと理解できないんですが、次の質問もあるもんですから。今後の利用は全然見込んでいないということで理解していいんですかね。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほど申し上げましたように、解体費がかなりかかるというふうなお話もありますので、先ほど申し上げた国の助成制度等が設定されたときにイの一番に手を挙げて解体しようというふうな計画がございますので、その後の利用については現況では全く思いを至らしておりません。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 目的がないものを買う。税金の使い方としてちょっと疑問に思ったところが正直なところと私は思っています。 次の質問にいかせていただきます。 役場新庁舎実施基本設計についての質問をいたします。町長は新庁舎建設を計画しているが、建設することによってどのような町づくりを考えているのか、必要性も含めて質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 庁舎、これは本当に一括で言えば町民を守るための災害対策の拠点としての総合的な安全性を確保するためのものであると、このように考えておりますし、新庁舎を建設することでこの建物、地震大変不安がございますが、大規模地震等の際に防災拠点施設として機能が発揮できる耐震性を備える、かつ町民の安全・安心を確保できる、そして来庁者の利便性及び職員の職務、業務効率の向上等による質の高いサービスを町民に提供することができる等々、この時期の建て替えの選択、これは町及び町民にとりましては財政負担の軽減、住民サービスの保持、そして災害への対応等々、これからの町にとって最良の選択であると。この決断が、将来にわたって町の安全・安心な町づくりに大きな一つの標榜になるだろうと、このように考えておるところであります。 現庁舎は先ほどからお話ししているように、大地震の際、施設の確保が困難となるおそれがあると、これも、本当にばさっと潰れないというんですか、崩壊しないというその保証はございませんので、大変不安に思っておるところでもありますし、防災センターとしての機能、設置ということで考えれば、やっぱり拠点としての役割を果たすこと、これは大変大切なことでありますし、町民をはじめとする来庁者の安全、そして避難場所の優先、そして役場の業務を継続することが困難になることを防ぐと申し上げますか、これを本当に守る、業務継続する、この事業を守っておく等々、まずしっかりとこの庁舎、将来町にとってかけがえのない建物になるんだろうと。 そして、ある時代になったらば、あのときにやっていてもらって本当によかったねと言われるような建物にできればと、このようには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 私は、新庁舎というか新しい庁舎をつくって、庁舎を基軸とした町づくりの考えを聞いたんですが、そういう考えはないんですかね。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今までも何度か申し上げております。特に職員との話合いの中では話をさせていただいておるんですが、これからは行政そして町民という隔たりの中での町づくり、これには限界があるだろうと。株式会社塙町、この考えを持って行政マンとしてできること、そして町民として果たせる町の役割、これをきれいにお互いに担うことでしっかりと町づくりを進めていく、その拠点となる施設であります。 ですから、町民ホール、これはある意味で大きな役目を果たすであろうことだろうと思っておりますし、何よりもその交わりの場というんですか、一番、前にもお話ししましたが町民ホールの大きな役目というのは、私、自分でも役場の玄関に入るというのは結構敷居が高い。なぜかというと、中に入るといろんな決まりとか縛りの中で書類つくったりなんだりと本当にというふうな思いがあって、結構町の方とお話をすると敷居が高いということもあります。 そんな中で、特別用がなくてもちょっと休んでいくかと中に入って出入りすることで役場に入ること、役場に来ること、それが少しでも抵抗のないものになればいいなという思いもあって町民ホール、これをしっかりと計画してほしいと、このように話をさせていただいたところでありますし、ここを起点にして町民と行政が一緒になってこれからの町づくりをしっかり進めていくと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 今回の防災マップとか、避難行動、あるいは……     〔「マイク」と言う人あり〕 ◆9番(吉田克則君) 「町民の皆様へ」というような避難行動、あるいは避難行動のガイドとか特別警戒についてとかハザード情報とかいろいろ載っているんですが、この庁舎建設に当たって、このマップでいう場所をちょっと見てみたらば、浸水凡例では大分高いところに庁舎、浸水が高いところにこう水の深さがなるような、そういうところに建てるような計画でございますが、この防災マップも含めた中での設置場所等は検討はしてあるんですか。 この赤いところに建てるよというふうになっているんですが、全然、災害に強い町とか言っていますけれども、この災害マップでは災害地につくっているような、そういう計画なんですが、検討はされているんですか。こういうことについても。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 吉田議員さんの、今般改正になりました防災マップの位置で塙町役場、現在の位置ですと県の降水確率1,000年に一度600ミリ以上の雨が2日間降っての浸水想定ということで、役場の地点で約5.5メートルぐらいの浸水ということでの部分は、計画が進んでいる途中、県のほうからこういうふうな形で1,000年確率だとなるという情報なんかは十分得てはおります。 ただ、現実的に5メートルの浸水、要は塙ばかりでなく近津から矢祭以南の久慈川沿いが全て住宅地、平坦地は流されるような浸水が想定されるというような防災マップです。 現実的に、それに対応するには、新しい町づくりで大字塙地区の全部の転居等を考えないと、本来その防災マップの対応には難しいのが現実ではありますが、ただ、以前の防災マップではそれよりは確率の低い浸水で、役場の大体国道付近で50センチぐらいの浸水というふうな想定になっております。それですと、かなり降水確率の年数の低いものですので、その程度の浸水には十分対応できるような部分では当然対応はして、考えております。 できるだけ、今回の庁舎につきましても1階、2階の低棟の中で、1階が仮に浸水しても2階が活動できるような形の配線の考えとか、そういう部分での冗長性を保つような配線とかという部分も設計事務所のほうには検討してもらっていますので、1,000年に一度に対応する庁舎を考えているのかと言われれば、そこまでの庁舎の部分ではないという部分はありますが、通常の浸水の部分では十分対応できるような形で、あとは地震に対しても、ボーリング調査ですと本当にこの大字塙地区、表土が約2メーターぐらいでそこから下は岩盤ということで、試験的なボーリングを掘っていますが、ずっと岩盤が続いているようなかなり強固な地盤にここはなっているという意味では、地震にはかなり安心できるような場所なのかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 あらかじめ10分延長します。 ◆9番(吉田克則君) 役場新庁舎設計に係る検討、これが今回も15億5,000万円から金額が分からないような、概算金額で云々という話が出ていますが、その検討が全然不十分だと思うんですが、町長、どのように感じているんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 何度かお話はさせておるんですが、この建物、これはあくまでも事務所と私は考えております。町民ホール、ここを少し見栄えをよくつくるということがあっても、そのほかの部屋は特段の華美な飾りつけ等々は考えておりませんし、まず冬暖かく、夏涼しければよい、そして快適な事務環境が保てればいいということで、この建物自体、マッチ箱を重ねたぐらいの感覚しか私は持っておりませんので、この検討と言われますけれども、何を検討するのかというのは私ちょっと考えてしまうんですが。 あくまでも部屋をつくってそこに机を置いて事務をするということだけで、それ以外の目的に利用することはございませんので、その辺は検討と言われれば、外観とかそういうものであろうと思うんですけれども、それも私はお金をかける気はないのでできるだけシンプルに。 そういうふうなお話はさせていただいておりますので、その事業費の内容、これがどのような形で出てくるか非常に興味を持って心待ちにしておるわけであります。 当然、自分の思うエリアに入らない場合は、またもう一度その構造等を考え直す等も考えるべきだろうと、こんなふうには思っておりますが、まだ今の段ではその事業費の公表を待っておるのみであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) そうすると、町長は十分検討はされているということで理解していいんですね。 この塙町公共施設等総合管理計画、これも前指摘したんですが全然直っていない。これどうなんですか、町長。県に報告したんでしょう、これ。 あと、この役場庁舎建設基本計画、これに変更か何かあったんですか。そういうことも含めてちょっとお聞きしたいと思っているんですが。いいですか、県庁、町長も陳情とかいろいろ行っていると思うんですが、今の県庁本庁舎、何年に建てたものだか分かりますか。分かんなければ分かんないでいいです。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それ私は知っておりません。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) この建設に当たって、古いからつくって新しくするんだということも言っておりますけれども、昭和29年3月ですよ、県庁の出入りというか一番目立つところが。そして西庁舎は昭和46年。東分庁舎3号館は昭和45年。新しいのは北庁舎で平成28年7月。そういうことで、減価償却が来ているんだから新しくしなきゃならないんだなんて、実際、この福島県の県庁の庁舎、現役でばりばり使っているんですよ。なぜ、逆に言えばこの昭和45年に建てた塙町庁舎が使えないんですか。そこをちょっと質問します。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 特に、この建て替えに当たってのかかる経費も当然大きな課題と申し上げますか、大きな決断のための要件になったんでありますが、もっと厳しいなと思ったのは下のフロア、執務フロアと申し上げますか事務フロア、そこに耐震壁、これを2か所つくらなきゃならん。要するにあの中を3等分する可能性があると、こういう対応をしなければならないということでありました。あのフロアを3等分したら使い物になりますかね。 そういうことを考えたら、古いものを使うという県の方針もさることながら、当然あのダンパー、その中の中庭につくったダンパー、すごいお金がかかったんだろうなと思いますがね。ああいうメッキの立派な大きなダンパーが組まれておりますが、モニュメントかと笑ったんですけれども。それと大変、どの庁舎も古い庁舎は天井が低い。低くて本当に上から押しつけられるような感じもするということで、かなり厳しいものがあるだろうと、こんなふうにも思っておりますし、それは県の方針ですから、それはそれで当然進めていくべきであるだろうし、町は町のこの補助制度、助成制度を使ってそれに乗っかって、それを頼りにしっかりとした庁舎をつくって。 今やらなければ、5年、10年後には必ず解体して新しい庁舎をつくらなきゃならん。そして、今15億が18億というような数字が出てきて、その金はどうやって工面するのかと、これは次の世代に対する大変な重荷になるだろうと。ほぼ不可能に近いんじゃないかと。今だからできる、今だから支払って何とかこの場をしのげるというふうな思いもありますので、この状況下での改築は最良の選択である、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
    ◆9番(吉田克則君) 最後の質問させていただきます。 町人事行政の運営の状況についての質問でございます。町では、塙町人事行政の運営等の状況の公表をしておりますが、その公表の目的。時間もないですから質問事項を述べさせていただきます。 特に聞きたいのが、管理職の登用と申しますか、女性管理職、今はどのようになっているのか。そのような状況ですね。また今後、女性管理職の登用をどのように考えているのかお聞きします。 それと、職員の人事評価の状況です。能力考課、業績考課、評価を面談で行っているということでありますが、その評価の手法、それによっての効果、それをお聞きします。 それと、特別職の報酬等の状況も載ってございます。給料ということで町長78万円、副町長62万4,000円、教育長58万9,000円。この月額給与はどのような経過の中で決めていったものなのか、それをお伺いいたします。 それと、職員の年次有給休暇の使用状況が載ってございます。1人当たりの平均使用日数は7.6日とありますが、この7.6日は職員にとってどのような数字と捉えているのか、それについてもお伺いいたします。見てみると1年間に20日は取得できるようなことも書いてありますが、7.6日は多いんだか少ないんだかちょっと分かんないんですが、どういうふうに捉えているのか質問させていただきます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 幾つかのご質問をいただいたんですが、私の答えられる分だけですね。 まず女性職員の幹部登用ということでお話をいただきました。これは積極的に進めておるところであります。ただ、諸々事情があったり本人の思いもありまして、なかなか頂点までというのが難しいということはないんですけれども、しっかりとこれからも女性の持つ能力というものをしっかり大切にしながら、幹部職員としての教育というか勉強をしていっていただければなと、こういうふうには思っております。 それから給与、これは私全くいじっておりませんで、前任者の習いのままにいただいておりますので、もしあれのときには前任者に聞いていただくというふうなことも、誰が決めたのかも分かりませんけれども、その辺で質問は勘弁していただきたいと思います。 そのほかの質問については担当課長より説明をいたさせます。 もう一つ、面談の話ですが、面談はやはり人それぞれの特性、今年も全員と面談をいたしまして、それぞれの特性をしっかりと自分のものとしながら、やはり一番適材適所、それぞれにやはり得意と申し上げますか特性というのはございますので、やはり事務系がいい方、それから現場がよく分かる方等々、その持つ能力を最大限引っぱり出すというか引き出すことで、その町全体の事業貢献、事務貢献、これがなっていけばと。このような思いで人事は私の権限で決めております。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、人事評価の部分につきまして、町長が面談を行っている部分もありますが、基本的には6月と12月に人事評価で、6月については能力評価の部分のもの、1次評価者、2次評価者ということでやって評価をしております。12月については、能力評価のほかに業務評価という形で同じように1次評価者が採点、2次評価者と。 自分がまず自分を評価し、1次評価者がやって2次評価者ということで、係員ですと係長がやって所属課長が2次評価者になっていると。係長クラスは課長が1次評価者になって私のほうで2次評価というふうな形で評価をしております。その採点の中で、一定以上の場合には当然昇給、期末手当等の反映、あとは逆に低い場合には同じように減額の反映等がされるような形の評価というふうな形でやっております。 あと、年休の7.6日なんですが、多いのか少ないのかという部分ではありますが、これについては基本的に、休めるときにはきちんと休めるように、積極的に有給については使ってほしいというふうに、管理者のほうには所属の職員には話をするような形でやっているような状況であります。 以上です。     〔「有給のこと言いましたか」と言う人あり〕 ◎総務課長(白石憲男君) 規定に基づきまして公表しなければならないということで、ホームページ等で公表をしているということで、ホームページとあと広報紙でもたしか公表を行っているというふうになっております。 ◆9番(吉田克則君) 延長時間、ありがとうございました。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、9番、吉田克則君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(割貝寿一君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。               散会 午後4時25分...